6日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■売り一巡後も戻り売り狙いでの対応か
■任天堂、減収ながら営業利益49%増、通期予想は据え置き
■川崎重工<7012>愛知にロボ新拠点、80億円投資、サービス事業強化
■売り一巡後も戻り売り狙いでの対応か
6日の日本株市場は、半導体や人工知能(AI)関連株を中心に売りが強まるとみられ、売り一巡後も不安定な相場展開になりそうだ。5日の米国市場はNYダウが1833ドル安、ナスダックは1421ポイント安だった。米中間選挙での民主党勝利によりAIの進展が制限されるとの懸念に、半導体株を中心に売りが広がった。シカゴ日経225先物は大阪比3570円安の57350円。円相場は1ドル=157円40銭台で推移。
日経225先物はナイトセッションで61510円まで買われる場面もみられたが、米国市場の取引開始後に下へのバイアスが強まり、一時57360円まで急落した。米国ではエヌビディアなど主要な半導体株が軒並み急落しており、東京市場においても指数インパクトの大きいアドバンテスト<6857>や東京エレクトロン<8035>、ソフトバンクG<9984>などが日経平均株価を下押しすることになりそうだ。
日経225先物は52週移動平均線を明確に割り込み、ボリンジャーバンドの-3σが射程に入ってきた。売られ過ぎから売り一巡後にいったんリバウンド狙いの動きもありそうだが、急落によってレバレッジ型ETFのヘッジに伴う売りが警戒されやすいところであり、戻り待ち狙いの売り対応に向かわせそうである。
全面安商状のなかで、相対的にTOPIX型優位の展開を想定。また、個別に材料のある銘柄のほか低位材料株などでの短期的な値幅取り狙いに向かわせやすい。また、決算発表がピークを迎えるなか、昨夕決算を発表した東京エネシス<1945>、FUJIMI<5384>、ZACROS<7917>、理想科学<6413>、Sapeet<269A>、有沢製<5208>、ツカモト<8025>、IMV<7760>、ダイニック<3551>、ダイヘン<6622>、東海カーボ<5301>、CRI・MW<3698>、UBE<4208>、グンゼ<3002>、ニコン<7731>、ザイン<6769>、地主<3252>、HENNGE<4475>、エプソン<6724>、コニカミノルタ<4902>、太陽誘電<6976>、FUJI<6134>、日東紡<3110>、日本製鉄<5401>、ローム<6963>などの動向が注目されそうだ。
■任天堂、減収ながら営業利益49%増、通期予想は据え置き
任天堂<7974>が発表した2027年3月期上期の売上高は前年同期比12.1%減の9660億円、営業利益は49.1%増の2165億円だった。Nintendo Switch 2のハードウェア販売台数は前年同期を下回ったものの、ソフトウェア販売が堅調に推移。利益率の高いソフトの売上構成比上昇や米国の関税還付などが収益を押し上げた。通期営業利益予想は3700億円を据え置き、Switch 2の年間販売計画も1650万台で変更なし。部材価格の上昇や関税負担を織り込むなか、年末商戦に向けた販売動向と収益性の維持が焦点となる。
■前場の注目材料
強気材料
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・川崎重工<7012>愛知にロボ新拠点、80億円投資、サービス事業強化
・トヨタ自<7203>ロボ事業化を加速、全社直轄組織を正式立ち上げ
・東海理化<6995>社長に磯部氏、生産自動化・DX推進
・三菱商事<8058>金属資源で攻勢、銅権益拡大
・東京ガス<9531>日本製紙・釧路事業所にコンテナ型DC、来年3月稼働
・パナソニックHD<6752>米大学などと、ロボハンドAI開発、視覚・触覚情報で動作
・マーキュリアHD<7347>伊藤忠商事と、免税システム会社に出資
・ダイヘン<6622>狭小現場で厚板溶接、小型・可搬機
・富士通<6702>シンガポールで次世代デジタルインフラ事業体制構築に向け検証
・NEC<6701>機密情報守りAI活用、トークン最適化ソフト投入
・日本触媒<4114>研究DX加速、合成自動化、分析データ集約
・ダイセル<4202>台湾でLCP増産、AIサーバー向け、29年度稼働
・近畿車両<7122>米子会社の工場売却
・オリオンビール<409A>「沖縄と成長」軸に投資加速
・ラクス<3923>顧客専用の業務システム作成、クラウドサービス
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 実質賃金総額(9月) 予想1.2% 前回1.5%
<海外>
・22:30 米・非農業部門雇用者数(10月) 予想5.5万人 前回2.9万人
・22:30 米・失業率(10月) 予想4.2% 前回4.2%
・22:30 米・平均時給(10月) 予想2.9% 前回3.0%
・米・ニューヨーク連銀総裁が欧州中央銀行(ECB)カンファレンスの対談に参加
・植田日銀総裁が国際通貨基金(IMF)主催の「2026 Michel Camdessus Central Bank
ing Lecture」で講演
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