のび太にも教えたい、「うたた寝」と「居眠り」の違い

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「春眠暁を覚えず」などと言いますが、春先は朝だけではなく昼間も眠かったりしますよね。そんな時のうたた寝はまさに至福のひと時、なんですが……、ちょっと待って!鍼灸師ののぶ先生は、うたた寝よりも居眠りをお勧めしています。

春のうたた寝は冷えのぼせしやすい

『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』 Vol.109より一部抜粋

気温が徐々に高まってくるとカラダの代謝する力は低下します。そのため、眠気やだるさ・疲労感を感じやすくなります。ついついカラダを横にしてうたた寝してしまうと体温がどんどん下がって、起きた時にさらにカラダがだるく・疲れやすくなります。そんな春は「うたた寝」よりも「居眠り」がオススメです。

諸説ありますが、「うたた寝」はカラダを横にしてウトウトと眠ってしまうこと。「居眠り」はカラダを横にしないでウトウト眠ってしまうこと。

カラダをおこした状態で仮眠=居眠りを短時間すごすほうが、体温が下がりすぎず目が覚めた時に楽です。コツは下半身にむくみがたまりやすくなるので、居眠りの後はちょっと足腰の運動や歩くことをこころがけるとよいです。

もし、カラダを横にして「うたた寝」をするようなら体温が下がらないように、きちんと布団をかけて眠ることをおすすめします。それでも、あまり長時間の「うたた寝」は睡眠のサイクルを乱してしまうので、タイマーなどを使って30分程度におさえましょう。

 

『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』 Vol.109より一部抜粋

【Vol.109の目次】
1.今週のイケテル・カラダ
・「春分」のころ
・早朝の寝汗・チェック
2.今週のカラダ占い
・春ののぼせ・占い
3.今週のくらしかたのコツ
・春のうたた寝は冷えのぼせしやすい
4.今週のレスキューレシピ
・春の鼻やのどの炎症
5.Q&Aと鍼灸臨床ノートから
・賊風(ぞくふう)という病
・春分のメルマガにそえて

 

『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』

著者/のぶ先生
臨床歴20年の鍼灸師。東京都杉並区在住。「やさしい鍼」という流儀で治療を行っている。小学生の娘2人をもつ、子育て真っ最中のパパでもある。メルマガには季節にあった体に負担のかからない暮らし方、食事のとり方が書かれているので、そのとおりに過ごせば病知らずです。
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