ポケモンGOブームで「熱中症」は大丈夫か。ナースが教える予防の知恵

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大人も子どもも楽しめる「ポケモンGO」ですが、ついつい夢中になって炎天下を何時間も歩き回っていたなんてことありませんか?無料メルマガ『辻直美のまぁるい抱っこメルマガ』では、国際救命救急災害レスキューナースの辻直美さんが子どもの熱中症の危険性を指摘。弱者である子どもを親として日常的に、あるいは災害時に守る知恵についても記しています。

「ポケモンGO」で不安視される熱中症対策

大人も子どもも夢中になっている「ポケモンGO」。

猛暑にもかかわらず屋外を歩き回る人たちを見て「熱中症対策は大丈夫かな?」と心配になってしまいます。

みなさんご存知かと思いますが、体内の水分や塩分を大量に失うと脱水症状になって熱中症にかかります

長時間暑い場所にいたり、直射日光を浴び続けたり、ランニングなどで激しく体を動かしたり…。

赤ちゃんはじっとしているから大丈夫と思いがちですが、体に熱がこもりやすく体温調節がうまくできません。

なので、熱中症になりやすいのです。

予防策としては、

1.水分をこまめに補給する

ミルクや母乳はもとより、お水やノンカフェイン飲料などを一度に飲ませるのではなく、こまめに飲ませましょう。

2.衣服や室温調整をして体温を下げる

暑いかなと感じたらクーラーの効いた涼しいところへ避難する。衣類を脱がして熱がこもらないようにするのも忘れずに。

3.保冷材などで体を冷やす

わきの下や首元を冷やすと効果的に体を冷やすことができます。保冷剤をタオルで包むことや、保冷材が無ければ濡れタオルを当てて冷やしましょう。

4.帽子などで直射日光を避ける

一番効果的なのが直射日光対策。外出時は必ず帽子を忘れずに。

などが上げられます。

それでも顔色が良くない、熱がある、汗をかかない、おしっこが出ないなどの症状があるときはすぐに病院へ。

熱中症は悪化すると命にかかわります

小さな命を守るのは母親の役目であることを忘れないでください。

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