天才はアイデアを盗む。スティーブ・ジョブズに学ぶ商品開発の極意

 

スティーブ・ジョブズのこだわりとは?

かつてジョブズは父親から、優れた工芸品は見えないところもすべて美しく仕上がっているものだと教えられた。これをジョブズがどれほど突きつめようとしたのかは、プリント基板の例を見るとよくわかる。チップなどの部品が取り付けられたプリント基板はマッキントッシュの奥深くに配置され、消費者の目には触れない。そのプリント基板でさえジョブズは、美しさを基準に評価したのだ。
いわく、その部品はすごくきれいだ。いわく、あっちのメモリーチップはみにくい、ラインが密すぎるーと。
(同上)

スティーブ・ジョブズは消費者が見ない部分にまでデザイン性にこだわりました。デザイン性を大きな付加価値にしようとしていたことがわかります。私が初代iPhoneを購入した時、裏面のステンレスがまるで鏡のように綺麗で、そのデザイン性に驚いたことを強く記憶しています。その後のiPhoneシリーズにもデザイン性の高さは継承されています。

いずれにしても、まずは「アイデアを盗む」ことが大事です。その上でプラスαの付加価値を加えていきましょう。iPhoneのようなヒット商品が生まれる可能性は飛躍的に高まります

image by: Wikimedia Commons

 

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著者/佐藤昌司
東京MXテレビ『バラいろダンディ』に出演、東洋経済オンライン『マクドナルドができていない「基本中の基本」』を寄稿、テレビ東京『たけしのニッポンのミカタ!スペシャル「並ぶ場所にはワケがある!行列からニッポンが見えるSP」』を監修した、店舗経営コンサルタント・佐藤昌司が発行するメルマガです。店舗経営や商売、ビジネスなどに役立つ情報を配信しています。
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