【英会話】「日常会話ができるレベル」が一番難しいというワナ

shutterstock_572065135
 

新年度を迎えるにあたり、英会話の勉強を始めてみよう、スクールに通ってみよう、とお考えの方も多いかと思います。けれども、教材や学校が山ほどあってどれを選んだらいいのかわからない…そんなお悩みに無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』の著者・須田將昭さんが答えを示してくださっています。まずは自分に聞いてみること、だそうですよ。

目標を明確にすること

英語を話せるようになりたい、と思っている人は想像以上に多いのだろうと思います。書店に行けば英語教材のコーナーは、他のどのような分野の教材よりも群を抜いて分量が多いように見えます。それだけ関心が集まることなのに、実際には意外に中身が漠然としています

というのは、「英語を話せるようになりたい」と思っているその中身が具体的に「どのくらいに?」というのが見えていないことが多いように感じます。

例えば「日常会話ができるぐらい」というイメージ。これが実は厄介。「難しい話はできなくてもいいけど、日常会話ができるといいな」というイメージかもしれないのですが、実は私たちが日常生活で交わしている会話ほど、テーマがとりとめなく変化していくものはありません。むしろ専門的な会話の方が範囲が限られていて手のつけようがありますが、日常会話の方がよほど大変です。

語学教育の現場では、ずいぶん前から「学習者主体」という言葉が重要なキーワードとして扱われてきました。教師が教えたいこと、教えるべきと思うことを教えるのではなく、学習者がもっと学ぶことに主体的に関わっていくのが望ましいという考えです。

とはいえ、この価値観は、教える側にとっても学ぶ側にとっても「不慣れな」感覚です。教室で座っていれば、先生が必要なことを教えてくれる、という「受け身の姿勢ではダメだということを学ぶ側に突きつけているということでもあります。

昨今話題の「アクティブラーニングも根っこは同じです。学ぶ側の主体的な関わりを求めています。教わる側も変わらなければなりません。

その中で、語学が一番わかりやすいと私は思います。どんな風に英語を話せるようになりたいのか、という目標が明確になれば、どんな授業を受けたいか、というのがおのずと明確になってきます。

教材を選ぶのも、英会話教室を選ぶのも、あるいは他の英会話学習の素材を選び取るのも、まず「どんな風に話せるようになりたいか」の目標をもう少し細かくイメージしていくことがスタートになるはずです。

なんとなくペラペラになったらいいなあ…では、本当にいいものを選ぶのは難しいものです。

image by: Shutterstock.com

 

1日1粒!『幸せのタネ』この著者の記事一覧

「楽しく豊かな人生」を送るために役立つさまざまな気づきを,「学び」をキーワードに「幸せのタネ」として毎日お届けします。 心の土壌に「幸せのタネ」を蒔いているうちに,芽が出て,本葉が広がり,いつしかあなたの人生を楽しく豊かなものにかえていくはずです。

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 1日1粒!『幸せのタネ』 』

【著者】 1日1粒!『幸せのタネ』 【発行周期】 日刊

print
いま読まれてます

  • 【英会話】「日常会話ができるレベル」が一番難しいというワナ
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け