煮物は美味しいけど、作るのはどうしても時間がかかってしまい面倒……。そうお思いのあなたに、メルマガ『おひとりさんが健幸的に食べるシンプル調理の和風レシピ!』の著者・gatugatuさんがオススメするのが、この「熱々! 牛肉すき焼きうどん温玉のせ一人鍋」。“調理時間が10分必ず短縮できる!”とgatugatuさんが豪語する、煮物作りのちょっとしたコツとは?
熱々! 牛肉すき焼きうどん温玉のせ一人鍋
gatugatuです。
「煮物料理を高速で作る方法」を伝授します。
これを実行すれば、調理時間10分~15分は必ず短縮できます。
普段、あなたも料理するときは、その料理の食材をすべて切ってそれから作り始めると思います。基本的には、この方法が正しく、スムーズに料理できます。
が、例外もあります。
それは、今回のおすすめ料理、「熱々! 牛肉すき焼きうどん温玉のせ一人鍋」のような“煮る”料理で、使う食材の熱の通り時間に差がある場合、『煮ながら切る』方が早く完成できます。
どういうことか?
煮物は、とにかく“煮る”という作業を始めない限り、いつまで経っても完成できませんよね?
例えば、今回の「牛肉すき焼きうどん」。スライスの牛肉を使用した場合、野菜類より早く熱が通ります。なので、肉より熱を通すのに時間のかかる「野菜」を先に焚き始めます。
白才、玉ねぎ、白ねぎ、しめじ、春菊の野菜を使うとすれば、この中でも熱の通りの遅い玉ねぎ、白才を切ってすぐに「だし汁」で焚き始めます。
で、玉ねぎ、白才を焚きながら、残りの熱の通りの早い白ねぎ、しめじ、春菊の次の野菜を切っていきます。切れたら、随時だし汁に入れてさらに焚いていく……最後にスライス牛肉、春菊を入れて熱が通ったら出来上がり。
このようにすれば、すべての材料が切り終わってから“煮始める”より早く完成できます。
すべての材料を切り終えるまでの時間が無駄。すべて切り終える前に、切った野菜から早く煮始めればいいんです。10分~15分の時短は間違いなくできます。
とにかく、『早く煮始める!』。これが、「煮物料理を高速で作る方法」です。
今回の一人鍋、「牛肉すき焼きうどん」で、さらに詳しく説明していきます!
【材料】
牛細切れ肉……100g
白才……80g
白ネギ……15g
しめじ……20g
春菊……20g
玉ねぎ……30g
厚揚げ……1/4個
冷凍うどん……1/2玉
(すき焼き割り下)
水……40㏄
清酒……40㏄
濃い口しょう油……35㏄
砂糖……30g
1、冷凍うどんをぬるま湯に浸け、解かしておきます。
小鍋(土鍋)に“すき焼き割り下”の調味料と水を合わせます。
火をつけ弱火にして、よく混ぜます。(砂糖がある程度溶けるまで混ぜます。そのまま煮ると砂糖がなべ底に焦げ付くことがあります)
2、玉ねぎは、5mm厚のスライスにします。
3、白才は、4㎝角くらいの大きさに切ります。
茎は小さく、葉は大きめに切ります。
4、小鍋に白才、玉ねぎをぶち込んで弱火から強火にして焚いていきます。
5、玉ねぎ、白菜を焚きながら、次は、”しめじ”を切ります。
根元を切り落とします。(ばらさなくてOK)
白ネギは、5㎝の長さの斜め切りを3個切ります。
厚揚げ1/4個は、半分に切っておきます。
6、解かしたうどん1/2玉を直接、鍋底に付けないように玉ねぎの上にをのせます。(うどんが焦げ付くので)
しめじ、厚揚げ、白ネギをうどんの横に入れさらに焚きます。
7、春菊は根元を切り、水でよく洗っておきます。
8、うどんの上に牛肉をのせます。
9、ふたをしてさらに焚きます。
10、3~4分焚いたら、ふたを開け、箸で材料を割り下の汁の中に押し込みます。(熱が早く通ります)
再度ふたをして1~2分焚きます。
11、牛肉に熱が通ったら春菊を入れ温玉をのせます。
もう一度、ふたをして春菊に熱が通ったら出来上がりです。
12、鍋ごとお皿(鍋敷き)にのせ、完成です!
温玉をつぶして、からめながら食べてください。
甘辛いだし汁と牛肉の旨みと野菜の甘みが合わさって旨い、ご飯をガツガツ食いたくなるすき焼き一人鍋です。「早く煮始める!」を意識して是非、作ってください!