学校歴より学習歴。教育のプロが語る「新入試制度」の就活への影響

2017.12.19
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大学入試 受験 学習塾
 

2020年から新しい制度に改定されることが決まった日本の大学入試制度。受験勉強を突破するだけの入試から、より実用的な能力を問う方向性に変わっていくことが予想されていますが、具体的に日本の受験制度や大学はどのように変わっていくのでしょうか? まぐまぐの新サービス「mine」で記事を公開している高濱正伸さんの「花まる学習会」の進学部門、スクールFCの松島伸浩さんは、具体的な大学の方針を紹介しつつ、卒業後の就職活動への影響にも言及。今後は「学校歴」よりも何を学んできたのかという「学習歴」が重視される時代が到来すると予想しています。

学校歴から学習歴の時代へ

花まる学習会の進学部門、スクールFCの松島です。

2020年度から新しい大学入試が始まります。2013年、改革案が発表された当初は、センター試験を廃止して、能力・意欲・適性を多面的・総合的に評価・判定するための到達度テストを導入するということで、教育業界にも大きなインパクトを与えました。そして今春には入試モデルが公表され、11月には全国約1900校の高校で試行されました。

今回の大学入試改革は高大接続改革の一環として行われます。大学は、分数ができない大学生の学び直しの場ではなく、その役割は社会で通用するための教養や経験を積ませることであり、技術の開発、研究を進める場所でなければなりません。新しく導入される2つのテスト(高等学校基礎学力テスト、大学入学共通テスト)は、高校での基礎学力の維持と大学の教育機関としての質を担保するためのテストです。

グローバル化において日本の大学は世界の中で遅れをとっていると言われています。イギリスの教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)が公表した「世界大学ランキング2018」では、東京大学は過去最低の46位となりました。もちろん評価項目が日本の大学にそぐわないという見方もありますが、研究開発費や人材の多様性など様々な面において、世界との差があることも事実です。そして、こうしたことがひいては国際競争力の差となってくることが懸念されているわけです。

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