宅配ロッカー設置を渋るマンションに伝えたい、意外な活用法

 

宅配の件数が年々増え、留守宅への再配達の負担が問題になっています。また、過去記事に書いたように、今、新築マンションでは、宅配受け取りシステムの充実度が物件を選ぶポイントになるぐらい重要視されています。

なぜ宅配ロッカーのあるタワマン住人は受取りに苦労するのか?

在宅していないときにも荷物を受け取れるというだけでなく、玄関の鍵を開けなくても荷物の受け渡しができるという安全性も重視されているのです。

宅配ロッカーがない既存のマンションで、宅配ロッカーを新設してほしいという要望もあるでしょう。宅配を利用する個人の利便性を図るというだけでなく共用施設の鍵や、共用で使用する「もの」の受け渡しで利用することを組み合わせると、宅配ロッカー導入の合意形成がしやすくなるかもしれませんね。

もちろん、共用で施設やものを使う場合は、使用ルールをきちんと守ることが必要です。無人の気安さから使い方がラフにならないよう、宅配ロッカーの設置場所に防犯カメラは必要かもしれませんね。

私は、宅配ロッカーシステムを活用して「もの」のシェアが広がることに、マンションらしくていいな~と心惹かれました。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 廣田信子 【発行周期】 ほぼ 平日刊

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