私は母として子どもに認められてない。義母に嫉妬する母親の苦悩

 

又、ルルさんの義母さんが、とても丁寧に娘さんに接してくださったことで、ルルさんの前ではそれほど見せない表情も、義母さんには人が違うように嬉しそうに振舞う、という違いがあったとすると、幼少期、特に乳幼児期の子どもへの笑いかけ、話しかけ、スキンシップなどの愛情表現はとても重要だったと言えると思うのです。だとしたら、早い段階で義母さんに預けたことで、娘さんは「自分は大事な存在なんだ」と感じながら育つことができた、と言えるのかもしれないな、と思うのです。

 

もし、義母さんに預けず、ご自分だけで育てていたら、今、義母さんに見せている、明るく笑ったり、素直に甘えたり、元気な姿はなかったかもしれません。それを考えると、義母さんに預けたからこそ、ルルさんは、乳幼児・幼少期の子どもへの接し方の重要性を知り、又、娘さんはとても大事な時期を良い環境で過ごす事ができた、と言えると思うのです。とすると、今思うべきは「嫉妬」よりも「感謝」ですよね(^^)。そして義母さんの接し方を参考にして、ルルさんも同じように娘さんに笑いかけ、声を掛けて、スキンシップを取るようにしてほしいのです。

 

確かに今は、お婆ちゃんの実績や経験に負けているかもしれません。ですが、ルルさんには全くそのチャンスがないか?と言ったらそんな事はありません。たとえば、ルルさん自身が笑顔を意識したり、眠る前には絵本を読んだり、お休みに一緒に遊んだり、娘さんが楽しいと感じることを一緒にやってみたり、もちろん日常で抱っこを増やしてみたり、スキンシップを増やしたり、できる事はいくらでもあります。

 

まずは今「娘さんにお母さんとして認められたい」とお感じになったこと。そして「娘さんとの関係を良くしていこう」とお考えになった事を念頭に、今後も意識して娘さんと接してみてほしく思うのですね。義母さんへの嫉妬、娘さんの気持ちをご自分に引き寄せたいとの思いもとてもよくわかりますが、まずはご自分ができることをやってみる。娘さんが「甘えたい」と思えるような母さんになる事を目指して頂きたいのです。

 

そこでとても大事な事は「あなた(娘さん)の事が好き」というルルさんの気持ちです。以前は子供嫌いだった、と書かれていましたが、「嫌い」と思っている相手を好む人はいません。その人の思いは雰囲気や態度にも現れますから、いくら子供であってもそれを感じるのです。ですからまずはルルさんが、娘さんに「大好き」「大事な存在」「あなたのお母さんでいたい」という気持を持ち続けてほしいんですね。

 

ルルさんにとっては、しばらく辛い時期が続くかもしれませんが、娘さんが育ってくると、「お婆ちゃん」よりも「お母さん」の方が、ウエイトが大きくなる時が必ずやってきます。ですから今は「嫉妬」ではなく「感謝」を持って、義母さんのされている事を参考に、ご自分も「笑顔」と「スキンシップ」を増やし、娘さんとの良い関係を目指してほしく思います。頑張ってくださいね♪きっとルルさんの願いは届きますから(^^)。

このメールを差し上げた後、ルルさんからは「実は、娘を保育園に預けようと思っていました」とご連絡頂きました。義母さんから娘さんを離すことで娘さんの気持ちが自分に向いてくれるのでは?との思いがあったそうです。ですが、それをやっても、娘さんの為にならないし娘さんの気持ちを自分に向ける事はできない、と分かったルルさんは、今、ご自分が娘さんに対してできる事をしよう!とお気持ちが変わったそうです。

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