いじめ自殺は夏休み明けに激増。その防止策を邪魔する勢力の正体

2019.08.27
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長期休み明け前後に集中する、子供の自殺。とくに夏休み明けにその数は突出しています。そんな状況を憂慮し、2016年に「いじめ自殺防止のための共同宣言」を発表したのが、これまで数多のいじめ字問題を解決に導いてきた現役探偵の阿部泰尚(あべ・ひろたか)さんです。阿部さんは自身のメルマガ『伝説の探偵』で、今年から共同団体に加わった力強い新たな「仲間たち」を紹介。さらにこの宣言に異を唱えた「反対勢力」の存在も明らかにしています。

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子ども自殺問題について

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共同宣言をする意味

ここのところ「新学期に向けて」子どもの自殺防止についての活動がよく取り上げられている。私が代表理事を務める「NPO法人ユース・ガーディアン」では、同志と言えるNPO法人を中心に様々な団体を集め、「いじめ自殺防止のための共同宣言」を行い、今年で4年目を迎えた。

自社・自団体のみで宣言文を出すことは容易だ。出せばよいのだ。

しかし、いじめで悩む多くの子に、本気を見せていく必要があると考えた。だからこそ、様々な団体が共同して行う方がいろいろな大人たちが自分たちの声を聞こうとしているのだという事を子供達に行動として示すことができる。

いじめ問題に取り組む各団体の主義や主張、垣根を飛び越え、私とユース・ガーディアンの理事たちは、様々な団体と手を取り合い、共同宣言を続けている。

共同宣言に新たな仲間

2019年は新たな仲間が加わった。

まずは、大田区立小学校PTA連絡協議会。つまり、大田区の公立小学校全てのPTAがこの共同宣言に賛同し共に宣言することになったのだ。これは画期的なことであった。

そもそも、共同宣言には「学校に行かなくてよい」というのが冒頭にあり、学校の自治権信者が集まる校長会などからは反対意見が多い。PTAの「P」は親「T」は先生の意味であり、つまりは教員もその中に入る。その団体が、この宣言に加わったことは、学校に行くことよりも命の方が大事なんだという宣言をするとともに、いじめを撲滅していこうという積極的な行動をする事を大人たちが約束した事を意味する。この一歩は大きい意味を持つ。

次に東京都足立区の辰沼小学校元校長仲野繁さんが共同代表をする一般社団法人ヒューマンラブエイド。辰沼小学校は文科省が推奨するいじめ予防対策に紹介され、最も実践的で最もいじめ予防の効果があった対策を実践した小学校であり、この対策を作り上げたのが、仲野先生だ。

同代表の刀根さんも画期的なアプローチを続けている人物だ。

共同宣言に加わっている各団体は1団体でも十分宣言をできるだけの力を持っている。その団体が集まって共同宣言するという行動は、子供達へ強いメッセージを送りたいという意志の塊だと言えよう。

日別自殺統計

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多くは大型休暇明けに自殺者が集中していることがわかる。

特に今は、各地域によって夏休みの期間はバラバラであり、8月末は子供の自殺が集中してしまうことがデータからも明らかなのだ。

いじめをなくすことはできないと多くの識者はいう。確かにいじめは大人社会でも頻繁に起きていることであり、これ自体をなくすというのは理想にすぎないのかもしれない。

しかし、自殺はどうだろうゼロを目指していいのではないか

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