自分の命は自分で守れ。災害伝言ダイヤルを体験期間に使ってみる

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9月1日は防災の日。大きな災害が頻発する昨今、もしもの時への備えに気を配る家庭も増えてきていますが、「災害用伝言ダイヤル」の使い方はご存知でしょうか。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、そんな災害時の安否確認のツールの正しい使用法を紹介しています。

防災の日

さて、本日は連絡手段を試してみるお話。

9月1日が迫ってきました。この日は

  • 防災の日

ですね。日本人にとって「あの日」と呼ばれる日は、関東大震災のあったこの日を含めて数日しかありません。

もちろん行政にしか出来ないこともたくさんありますが、災害が起こったらまずともかく自分たちで自分たちの命を守るほかありません。他人も行政もそれぞれ手イッパイですから。

そして、災害時に家族が同じ場所にいるとは限らず、

  • 安否確認さえできない

ことも多いのです。そうしたときの連絡手段について、なにか話し合っているでしょうか。

いや、フツーにスマホを使っている人たちは、まあなんとかなるんですよね。スマホを使っているなら、LINEでもツイッターでもメッセンジャーでも他の防災用アプリでも、なんでも試せばいいだけですし、なによりスマホが使えているということは、ケータイとか固定電話とかスマホ以外の通信手段を試せる柔軟性があるはずだからです。

問題なのは、スマホを使わない人たちです。ハッキリ言えば

  • 子供 と トシヨリ

ですね。もちろん子供でもトシヨリでもスマホを使いこなしている人はいると思いますが、そもそもスマホを持たせていなかったり、あるいは買ってあげたけど全然使っていなくて家電でばかり連絡しているなんていうことは、よくあることなんじゃないでしょうか。

固定電話の災害用安否確認として有名なのが

  • 災害用伝言ダイヤル

というものがありますよね。「171」の、アレです。まずは、子供とトシヨリにこの「171」を教えておきましょう。

で、ここでオシマイじゃダメなんですよ。この伝言ダイヤルがちゃんと使えるかどうか、

  • 実際にやらせて

みましょう。いや、かなりの確率でマゴつくと思いますよ。我が家のトシヨリも、留守番電話の音声ガイダンスに向かって「なに言っているのか分かんない」とか言ってますから(*゚∀゚*)

そんなレベルで、イザというとき─しかもこの場合のイザってものすごく大変なときですからね──ちゃんと電話ができるのかトホーもなく不安なんですよね。

なので、これを一度訓練しておきましょう。

訓練には、この時期が最適です。実は、この災害用伝言ダイヤルには、体験期間があるんです。要は「試してみてね♪」っていう期間です。

  • 防災期間 8月30日9時~9月5日17時

です。ホントはもっとたくさんあるんですが、一番近いところを書いておきました。防災の日の前後なので、覚えやすいし試しやすいでしょ?

かけ方は下記のとおり。

  1. 171にかける
  2. 録音する場合は1録音を聞く場合は2をさらに押す
  3. 自宅の電話番号を入れる
  4. メッセージを入れる

マゴつくんじゃないかなと思うのは、

  • 録音する場合に何を言うのか
  • 録音をどうやって聞くのか

ではないでしょうか。

「録音をどうやって聞くのか」は、手順どおりにやってもらって話返さないことを体験させるといいと思います。家族の声が聞こえたらゼッタイ話しかけちゃいますから( ̄∇ ̄) で、「ちゃんと言ったのに話が通じていない」とか言いますから。言いそう言いそう( ̄∇ ̄)

「録音する場合に何を言うのか」は、予め決めておけばOKです。まあ、

  • 名前
  • 現在地
  • 体調・ケガ

とりあえずコレだけは言いたいですよね。

本番は訓練通りにしかできないと言います。一度は安否確認も訓練してみておくといいのではないでしょうか。

我が家もやってみなくちゃ。

image by: Shutterstock.com

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食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。

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【著者】 真井花(まないはな) 【発行周期】 週3回(月水金)刊

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