なぜ科学者は原稿を書く間、目の前にローズマリーを吊るすのか

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アロマオイルにも、お料理にも使える万能ハーブ、ローズマリー。そんなローズマリー、イギリスの大学生は勉強机に置くこともあるのだそうです。一体なぜ?今回の無料メルマガ『アリエナイ科学メルマ』では著者で現役科学者のくられさんが、ローズマリーの効用を記すともに、美味しいお料理のレシピも紹介しています。

迷迭香の香りに乗せて

ローズマリー。

ラテン語で「海の滴」であり、万年老(マンネンロウ)、迷迭香(めいてつこう)とかくもカッコイイ名前の多いハーブ。

汎用ハーブの中では、このローズマリーの香りが、自分も一番大好きでせう。

丈夫な植物で庭に植えておけば、一部のウンカをのぞきほぼ全ての昆虫を寄せ付けない鉄壁の守り(蚊まで寄せ付けない)で横の植物まで弱る(笑)強い芳香性をもつ植物で、肉料理にあわせたときはアミン臭と合わさることでより芳醇な香りになる素晴らしい香草です。

ローズマリーの香りは集中力が増すとされていて、イギリスの大学生は勉強机にローズマリーを置いたり、ローズマリーの香水を試験前嗅ぐなんて話もあるそうです。

実際に成分中に含まれる1.8シネオールは脳の血流量を少しは増やすみたいなのでおまじない程度の効果はありそう。ちなみにこの原稿を書いてる間も目の前にローズマリーを吊してあったりします(笑)。

実は日本人に馴染みのあるハーブ、シソやエゴマ、オレガノやミント、サルビア、セージ、タイム、そしてローズマリーも実は全部シソ科で属違いです。

同じ科なので、実は芳香成分も20種類くらいの組み合わせであることが最近わかってきており、それぞれの配合比を変えるだけでそれぞれの成分になると言う感じです。

ローズマリーはラムとの相性が自分は最高の香草だと思っているのでラム料理によく使います。

ラムチョップに摘んできた生のローズマリーをよく洗って枝ごとぶつ切りにしてひまわり油かオリーブオイルを加えて真空パウチにラムチョップと一緒にいれ、真空引きしてパックにして、それを70度の恒温槽で4時間調理します。

ラムチョップはオーブンで焼くと固くなりやすい(それはそれで美味しいけど)のですが、低温調理を行うことで非常に身のほぐれがよくなって食べやすく、味が極上になります。

そして低温調理だと臭みが出やすいのですが、それがローズマリーによって完璧に調和された状態で香りが身に移っており、あとはオーブンで200度で5分くらい炙ってやればOK。

侵出した液と赤ワイン、そこにコンソメスープの素、オイスターソース(タイのもの)を入れて煮込んでソースを作れば完璧なラムチョップが完成です。

料理大好きな人は是非とも作ってみて欲しい一品です。

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シリーズ15万部以上の不謹慎理系書「アリエナイ理科ノ教科書」著者。別名義で「本当にコワい? 食べものの正体」「薬局で買うべき薬、買ってはいけない薬 」などを上梓。学術誌から成人誌面という極めて広い媒体で連載多数。

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【著者】 くられ 【発行周期】 週刊

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