弁護士が教える「心理学的裏ワザ」2021年から人生を変える簡単な方法

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毎年この時期になると、「来年こそ新しい習慣を身につけ、これまでとは違う自分になる」と思うものの、年が明けてみれば結局長続きせず、ただ前の年と同じ自分がいるだけ…、などという経験をお持ちの方も少なくないと思われますが、その原因は「脳の働き」に求められるようです。今回の無料メルマガ『弁護士谷原誠の【仕事の流儀】』では現役弁護士の谷原さんが、新習慣を身につけることを阻む「心理学的ホメオスタシス」を紹介するとともに、その仕組みを逆手に取り生活を変化させる方法をレクチャーしています。

心理学的ホメオスタシスとは

こんにちは。弁護士の谷原誠です。

他人と話し合いや議論をしていて、なぜかすれ違ってしまうことがありませんか?あるいは、「私の方が絶対正しいのに、どうしてこの人は分かってくれないのだろう?」と不思議に思うことはありませんか?

そこには、議論におけるある秘密があります。YouTubeで解説しました。

【質問力10万部】著者が解説。正しい議論の仕方。相手はなぜわかってくれないか?

さて、このメルマガでは、これまでに何度か、物事を習慣化する方法、やらないことを自己正当化しないようにする訓練、自分を変える方法などをお伝えしてきました。今回は、心理学的見地から、私たちが、なぜ生活を変えてある物事を始め、習慣化するのが難しいのか、について考えていきます。

この点について、心理学的には、「心理学的ホメオスタシスが働くから」ということになります。これは、「なるべく変化しないように、現状を維持しよう」という心理です。「今、生きていて生命の危険がないのだから、それでいいじゃないか。変化したら、生命の危険があるかもしれないよ」ということです。

夜更かしをやめて、早寝早起きの習慣をつけよう、としても、夜更かしがそれなりに「快」であるために、それを変化させようとすると、脳が「やらない理由」を頑張って見つけてきてしまう、ということです。運動の習慣をつけよう、としても、怠惰な状態が「快」であるために、脳が「やらない理由」を頑張って見つけてきてしまう、ということです。

これが心理学的に仕方のないことであるならば、私たちは、単に「よし、明日から早起きしてランニングしよう」と決意しても、三日坊主になる可能性が高い、ということになります。

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