「いじめ放置王国」佐賀県某市の異常。杜撰な第三者委の選定基準

 

あるテレビ番組で

あるテレビ番組で地方議員が年収で1,000万円以上をもらいながらも、議会では居眠りを連続して行い、人によっては議題とは全く異なる本を読んでいる様子を撮影し、その後、なぜそんなことをしたのかと質問に行くというのをやっていた。

一部の議員は困った様子で事実を認め、謝罪していたが、逆切れして車で逃げだすような議員もいた。

ハッキリ言えば、こんな議員は今すぐ辞職していただきたい。少なからず、居眠りした分は全て報酬を返納し、一生涯議員などにはならないでもらいたい。また、そんな居眠り多発でも成立する議会であるならば、居眠り議員や内職議員の議席は削減してもいいだろう。

その分余った予算があれば、教育に回して頑張る教員らの残業手当に充てればいいし、数が足りないのであれば報酬基準をあげて、地方行政に必死で汗をかく職員に回せばいい。コロナ禍の今であれば、報酬の安い医療従事者や足りない医療インフラがあればそこに回せばいい。

特に杜撰で法との乖離があるいじめ条例をやるような議会などは、いくら子どもの福祉だ、安全だと言ってもその実はうわの空なのだろう。

いずれ怠慢条例だと明らかになる。その前に、改正してもらいところであるが、彼らに自らを省みる志はないだろうから、地域の恥となる公表を居眠りでもしながら待っていたら良いかもしれない。

編集後記

条例ボロボロです。ハッキリ言って、どこに行っても、立法の趣旨を知らんのか!と怒鳴りたくなるほど杜撰です。あまりに教育委員会がコントロールできることを想定したものであることから、法の悪用としか思えないものばかりを見ています。

「ここにも王国があったか!」

教育行政は独立していて、結果誰も手を入れることができない仕組みになっています。首長が教育長を任命する仕組みがあっても、多くは次の教育長は決まっていて、それを単に承認しているだけというのが実態です。

そうして、法にも従わなくてもお咎めがない王国ができあがるのです。

仮に審議会のような監視組織を作ろうにも、結局は教育行政側から人が来たり、ズブズブの関係の専門家が来て、いいようにできる組織が出来上がり、終わります。

信託された議員も権力に巻き取られたり、目をつけられて身動きが難しくなります。実際にきちんと動けている議員さんはごく僅かであり、脅迫を受けたりすることもあるようです。

日本が真に民主主義であるならば、国民市民は行政を監視し、選挙により信託を受けた議員に立法を行わせ、不正を正したり、特権階級による理不尽が起きないようにしていくのが正道でしょう。

そんな単純ではないことはわかっていますが、教育行政の放置は国難しか招きません。ブラック校則も然り、教育委員会の形骸化や王国化も然りです。

今回取り上げたようないじめ条例などがあれば、ぜひとも教えてください。リスト化し分析して問題提起を続けていきたいと思います。

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image by: 伝説の探偵

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社会問題を探偵調査を活用して実態解明し、解決する活動を毎月報告。社会問題についての基本的知識やあまり公開されていないデータも公開する。2015まぐまぐ大賞受賞「ギリギリ探偵白書」を発行するT.I.U.総合探偵社代表の阿部泰尚が、いじめ、虐待、非行、違法ビジネス、詐欺、パワハラなどの隠蔽を暴き、実態をレポートする。また、実際に行った解決法やここだけの話をコッソリ公開。
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