「機嫌のいい子」はどう育てる?ぺこぱ流ポジティブ発言に学ぶ“言い換え”の技術

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いつも機嫌のいい人、いつも不機嫌な人、どちらと親しくなりたいかは、聞くまでもなく前者ですね。でも、何があっても機嫌を損ねないというのはなかなか難しいもの。子どものうちから、周囲の大人が「機嫌よく過ごすコツ」を伝えていく必要があるようです。今回のメルマガ『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』では、著者の柳川由紀さんがご機嫌でいるために必要な3つの“K”に加え、親自身がお笑い芸人「ぺこぱ」のポジティブツッコミのような言い換えを意識すると、子どもの口癖にもなり前向きで機嫌の良い子に育つと伝えています。

ご機嫌でいるために

もはや死語になってしまった言葉に「ごきげんよう」があります。国語辞典には、「出会ったときや別れるときに相手の健康を祈って使う挨拶の言葉」とあります。機嫌よくいることが、健康に繋がるというように解釈できますね。

機嫌良く過ごすことの大切さは、長い歴史の経験則から裏付けされた人間の真理かもしれません。

1.機嫌よくするための3K

3Kとは「感謝する」「干渉しない」「勘ぐらない」です。ちょっとしたことにも「ありがとう」と思えたり言えたりすると気分が変わります。今の自分があるのは、周りの人や物のおかげであることに異論がある人は少ないでしょう。相手や物に思いをはせて感謝をすることは、機嫌よく過ごすことに繋がります。

また他人に干渉しないこと。他人と自分は価値観も考え方も違います。干渉して心を煩わされるより、そのままの相手を認めて干渉しない方が自分も相手もご機嫌で過ごせます。

そして勘ぐらないことです。あれこれ想像して悪い意味に考えてしまって思い悩む、と言うパターンが意外に多いんです。想像するのではなくて、実際に行動してみなければ分かりませんよね。あれこれ勘ぐるのはやめましょう!

2.与えること

与えるとは物を与えることではありません。人から親切にされたり、よくしてもらったりするのは善意を与えられていると言えます。他者から何かをしてもらうと、行動だけでなく、その思いやりや気持ちに心動かされます。あなたからも、誰かの役に立ったり、助けになったりすることで、「与える喜び」を感じましょう。

3.笑顔と言霊

にこやかに過ごすことです。たとえそんな気持ちになれなくても、鏡の前で微笑んでみて下さい。不思議なことに、自分の笑顔でも、心までふっくらと温かくなってきます。

また、言葉に工夫をすることで気分を切り替えられます。いつまでもネガティブな感情にこだわっていては、ご機嫌どころか、不機嫌な状態になります。「まあいいか」「こんなところかな」「とりあえず○○だな」というように、ひとまず棚上げする能力も必要です。そして、ネガティブな言葉が出てきたら、ポジティブな言葉に言い換えるよう意識しましょう。

お笑い芸人の「ぺこぱ」さんは、物事をポジティブに捉える漫才で有名です。極端ではありますが、あのように物事を前向きに捉えて言葉に出せると気分も変わり、ご機嫌でいられます。

子どもは親を見ています。親が毎日口にする言葉は、子どもにとっても口癖になります。同時に親の態度も見られていますよ。いつも笑顔で前向きな親でいられると最高ですね。そんなご機嫌な人物を目指したいものです。

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家庭教育のプロとして、教育相談員の経験を生かしながら、親としての接し方のコツをお伝えします。子どもは、親のサポートの仕方でずいぶん変わります。子どもの能力を最大限に引き出せるよう、まずは親力をアップさせましょう。専門である教育心理学、家庭教育学をベースに家庭の中でできる「子どもを伸ばすためのコミュニケーション術」を「親の力」に視点を置き配信予定です。乳幼児、小学生、中学生、高校生、大学生など発達段階に応じた子どもへの声掛けを具体的にご紹介します。

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