トランプJr.が「火だるま」に?米人気テレビ番組で学ぶ楽しい英会話

 

(9/27)…………………● get a life

People, get a life!
「あなたたち、いい加減にしなさいよ!」

解説

Sunnyが、週末に多くの人から愛情に溢れる応援メッセージを受け取った一方で、彼女のhaters「ひどく嫌う人」たちから「色々言われた」と話すと、JoyがWhat are they talking about? 「なんて言われたのよ?」とキッとなり、次にPeople, get a life !と言ったのでした。

get a lifeは、退屈だと思う人に「もっと刺激的なことをしなさい」とか「他人のことに構うな」と言いたいときに、命令文で用います。「大きなお世話だ」「うるさい」「いい加減にしろ」などと訳せます。

Mind your own business. あるいは、 None of your business. に置き換えることができます。あるいは、 Leave her alone! 「彼女に構わないでよ!」としてもいいですね。

(9/27)…………………● flabbergasted

I felt flabbergasted .
「びっくり仰天したわよ」

解説

Anaも週末はどうだったかと聞かれ、その答えに彼女が使った面白い表現。スタジオから退出させられてしまった金曜日は、out of the ordinary「異常な」で、I felt flabbergasted .と言いました。

flabbergasted は、「びっくり仰天して」「ぶったまげて」という意味。18世紀後半から使われている言葉のようですが、その成り立ちは不明。どうやら、flabby「気力のない」とaghast「愕然として」を、適当に合わせて作られたようです。

flabbergastedは、dumfounded「唖然として」「びっくりして」に置き換えることができます。

(9/27)…………………● dimwit

You are a dimwit.
「あんたは間抜け」

解説

Annaがコロナ陽性判定を受けたことを、トランプ元アメリカ大統領の息子Trump Jr.がTwitterでひどくからかったことに対して。以下が全文です。

First of all, I know that when you are a dimwit with no skill or talent or significant accomplishments living off your father’s fame, name, and fortune, you gotta draw attention to yourself.
「第一に、父親の名声と名前と財産で生活している、技術も才能も大した実績もない間抜けなんだから、自分のことをちゃんとしなさいよ」

dimwitは、「間抜け」「うすのろ」という意味。dim-witと綴る場合もあります。20世紀の初め頃、アメリカの大学で使われ始めたスラングらしく、〈dim 「頭が鈍い」+wit「知力」「理解力」〉からできた単語。live off~は「~のすねをかじる/に寄生して生きる」、draw attention to~は「~に関心を向ける」。

(9/27)…………………● get the gall to~

You got the gall to pick on me.
「私をからかうなんて、厚かましい」

解説

Anaの Trump Jr.に対する反論の続き。

gallは「厚かましさ」「図々しさ」、have/get the gall to~で「厚かましくも~する」という意味の決まった表現です。pick on~は「からかって~をいじめる」。一般的によく使う表現ではなさそうで、Anaがこの言葉を言ったときも、Joy が gall?と確認していました。

Anaは、相当Trump Jr.に対して腹を立てたんでしょうね。確かに彼女の体重を揶揄するTweetで、失礼極まりない内容だったから当然!

これら全部のセリフの動画はこちら!

“The View” Co-Hosts Address False Positive COVID-19 Test Results | The View

(9/30) …………………● on a high note

Frozen, Aladdin and Lion King are returning on a high note .
「『アナと雪の女王』、『アラジン』、『ライオンキング』が元気いっぱいで戻ってきました!」

解説

2年近く上演中止となっていた、NYブロードウェイミュージカルが戻ってきました。ディズニーミュージカルの『アラジン』『ライオンキング』『アナと雪の女王』から、「A Whole New World」、「Can You Feel The Love Tonight」、「Let It Go」のメドレーを、ミュージカル俳優たちがスタジオで熱唱。

noteは「音楽の音符」で、high noteは「高音」。高音が明るく元気な雰囲気をもたらすことから、high noteは「高揚感」も表します。従って、on a high noteは「愉快で楽しく」「元気よく」という意味になります。

なお、go out on a high noteという決まった表現があります。「最高潮の時点で(何かを)終える/完成させる」という意味です。例えば↓

We should go out on a high note !
「最高の状態で終わろう!」

ところで、2年近くの上映中止を、Whoopiが次のように言っていました。

Almost 2 years of the lights being dimmed on Broadway, Broadway is back.
「ブロードウェイの照明が落とされてから2年近く経って、ブロードウェイが戻ってきました」

dimは「照明を落とす」。ネオンサインがキラキラしていたブロードウェイから光が消えた様子を、うまく表現していますね。

実は私、musical-goer「ミュージカルに足しげく通う人→ミュージカル好き/ファン」。同様に、theater-goer「芝居好き人/ファン」、movie-goer「映画好き/ファン」のように使います。

今回久々に歌声を聴いて、

I got goose bumps !
「鳥肌が立ちました!」

goose bumpsは「鳥肌」。

このセリフの動画はこちら!

“Aladdin,” “Lion King,” “Frozen” Celebrate Broadway’s Return With Surprise Medley | The View

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