「配偶者の様子が変…」そう思い、プロに浮気調査を依頼する人もいるでしょう。しかし、肝心の調査がうまくいかないケースもあります。実はその失敗は、依頼人のミスが原因だという場合もあるとか。 今回のメルマガ『探偵の視点』の著者で現役探偵の後藤啓佑さんが、調査中に依頼人が取りがちなNG行動を紹介しています。
浮気調査中にしてはいけないこと
配偶者の浮気調査を決意し、探偵に依頼をする。今日からだいたい3週間程は、浮気調査の「期間」となる。うまく浮気の証拠が撮れるだろうか──。
浮気調査の期間は、案件内容にもよりますがだいたい2週間~4週間ぐらいとなるケースが多いです。2週間と言っても、2週間毎日調査をするわけではなく、2週間の中で3日間ほど調査を入れる、というように進めていきます。
依頼される方にとって、その期間は勝負の期間となるので精神的に落ち着かず、どのように過ごしたらいいのかわからない方が多いようです。今回は、そのような浮気調査期間の間に‘’してはいけないこと‘’をお伝えします。
まず1つめは「配偶者に普段と異なる態度を取ること」です。
言われてみれば「そりゃそうでしょ」と思うことですが、いざ自分がその立場になると、平時の態度が取れないものです。
相手の浮気調査をしているということは、当然相手に絶対に伝わってはいけないことなので“相手に隠し事をしている”状態がずっと続くということです。普段、相手に隠し事をしてこなかった方であればあるほど、隠し事をしているという状態に慣れていないので、どのような態度を取ったらいいのかわからなくなるのです。
普段、ぶっきらぼうに接しているのならぶっきらぼうに、丁寧に接しているのなら丁寧に、いつも通りを意識しましょう。
2つ目は、「連絡の頻度を変えること」です。
浮気調査の依頼者さん達は、大きく2つのパターンの方に分かれます。それは、対象者の動きの情報を掴もうと「積極的に調査に関わろうとする」方と相手の行動をなるべく見ないように「対象者との距離をさらに遠くする方」です。
前者の方は、今まで相手の帰宅が何時になるか聞いたりしなかったのに、急に頻繁に連絡をしてしまいます。逆に後者の方は、相手を自由に泳がせるが如く、急に全く連絡を取らなくなります。
このように、連絡の頻度というのは、相手に「何故だろう?」と考えさせてしまうことになるのです。
そして3つめは「相手の携帯電話を盗み見る」ことです。
浮気調査のために少しでも情報を得ようと、相手の携帯電話を盗み見ようとする方は意外と多くいらっしゃいます。しかし、同時にそれを失敗してしまう方もまた多いのです。
携帯電話を盗み見ようとして失敗したらどうなるか。相手は絶大な警戒心を持ち始め、調査どころではなくなってしまいます。
3つの事項を何故してはいけないかをまとめると、「相手に警戒心を持たせてしまう」ことに尽きます。
警戒心を持った相手を調査することは不可能ではありませんが、調査がバレてしまうリスクや、バレないように調査員の人数を増やすというコストリスクなど、依頼者さんにとって様々なマイナスが生まれてしまうのです。
調査期間中は、「相手に警戒心を持たせない」ように仕向けていきましょう。
以上、「浮気調査中にしてはいけないこと」でした!
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