『校閲ガール』のあの人の仕事も、ChatGPTに奪われてしまうのか?

 

「ことばの専門家」としての校閲

2000年ごろから日本語・漢字ブームが訪れました。それとともに、校閲記者が「ことばの専門家」として定期的なコラムや連載を担当するようになりました。「読む」仕事に「書く」仕事も加わり、積極的に紙面にコミットすることが求められるようになりました。

2016年に、宮木あや子さん原作の小説『校閲ガール』がテレビで放映されたことが、一つの転機になりました。三浦しをんさんの小説『舟を編む』で、辞書編集者という特殊な?生態が暴かれたのと同様、校閲者というちょっとオタクの匂いがする謎の人々と仕事に焦点が当てられたのです。

ドラマは多少デフォルメされているとはいえ、校閲という仕事を知ってもらう切っ掛けになりました。多少の誤解も含め、どうやら知的で面白い仕事のようだ、と思われるようになりました。主演・石原さとみさんの魅力もあって、これまでに経験したことがないほど、校閲の知名度はグーンとアップしたのです。

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未來交創株式会社代表取締役/文筆家 朝日新聞 元校閲センター長・用語幹事 早稲田大学卒業、事業構想大学院大学修了 十数年にわたり、漢字や日本語に関するコラム「漢字んな話」「漢話字典」「ことばのたまゆら」を始め、時代を映すことばエッセイ「あのとき」を朝日新聞に連載。2019年に未來交創を立ち上げ、ビジネスの在り方を文章・ことばから見る新たなコンサルティングを展開。大学のキャリアセミナー、企業・自治体の広報研修に多数出講、テレビ・ラジオ・雑誌などメディアにも登場している。 《著書》 『マジ文章書けないんだけど』(21年4月現在9.4万部、大和書房)、『きっちり!恥ずかしくない!文章が書ける』(すばる舎/朝日文庫)、『漢字んな話』(三省堂)など多数。

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