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イーロン・マスク氏、ビットコイン辞めるってよ。「暗号通貨マイニングは地球環境に悪い」なぜ今、今さらそれを言い出す?=高梨彰

無視できないビットコインの影響力

問題は、暗号資産の時価総額が増えたため、金融市場全体に与える影響も少なからずあるところです。コインマーケットキャップというサイトに頼れば、現在の時価総額は約260兆円。10%動けば時価は20兆円以上変化します。

暗号資産投資を行う人の中には、株や為替などを扱う向きだってあります。「ビットコインの損を株の利益確定売りで補おう」という「合わせ切り」だって起こり得ます。

インフレ懸念からマージンコールが気になる中で、余計なストレスです。

イーロン・マスクの一言が金融市場全体のボラティリティを高めてしまうのではないか、そんな不安が高まります。サッサと国際協調の中で規制を確立しないと、この手のリスクは高まるばかりです。

日本株に目を転じると、価格規制のない空売り比率が2日続けて10%超となるなど、売り過ぎの兆候が出ています。押し目を拾うのも一興ですが、ボラティリティは上がりっ放し。反射神経が求められます。

まとめ

・テスラのマスク氏、ビットコイン使用停止を宣言
・マイニング作業が増え、環境悪化に繋がるのだとか
・暗号資産の時価総額が増え、彼の発言一つなんかで上下する市場への懸念は高まるばかり

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  • イーロン・マスクが株式市場まで支配か(5/13)
  • ドル円もFedの顔色を窺いつつ(5/12)
  • 行政が運転を始めると危うい、金融市場999(5/11)
  • 米雇用統計、製造業DIに一服感(5/10)
  • 米経済、「財政拡大により金融緩和継続」の構図(5/7)
  • 誰もが意識、インフレと利上げ(5/6)

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image by: DELBO ANDREA / Shutterstock.com
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高梨彰『しん・古今東西』』(2021年5月13日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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