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「貧しい国」日本で豊かに暮らす3つの方法。いま動かなければ困窮まっしぐら=田中徹郎

対処法その2:自分のスキルを磨いて就職・起業する

もう1つの「貧困化への向き合い方」は、自分のスキルをもっと磨き、外資系企業や日本の成長企業に就職するという考え方です。

あるいは、自ら起業してしまうという考えもあってよいでしょう。

大半の日本人のお給料が増えないのは、世界的に見て、私たちのスキルが低くなっているからという見方もできます。

本来は日本全体の生産性を上げるべきですが、それは政治家の仕事ですし、そもそも個人という単位でみれば、そんな悠長なことをやる時間的な余裕はありません。

ならば、自分だけは地盤沈下の波に飲み込まれることなく、スキルを磨き、それに見合った給料を得る。こう考えることは、前向きで健全な志向ではないでしょうか。

対処法その3:成長性の高い国で資産運用する

そして3つ目の「ニッポン貧困化対策」は、自分の資産を成長性の高いエリアで運用し、日本の地盤沈下から切り離すという考えです。

幸いなことに、経済はグローバル化が進んでいます。日本にいながら海外資産で運用するのは、さして難しくありません。

個別企業を見ることができるなら、外国株の個別銘柄を買うのも良いと思います。その自信がない人は、世界株のETFでも構いません。コインや貴金属のような実物資産もアリですし、外国の債券も悪くありません。

このように、私たちが世界の成長と連動する資産を持つならば、物価が「安いニッポン」は、むしろ私たちにとって快適な環境になるでしょう。

Next: 貧困が進む日本でどう生きるか? 傍観していたら苦しくなるだけ

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