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「仕事つらい。結婚して専業主婦になりたい」30代婚活女子の本音が自殺行為である理由=山本昌義

人生を完走することも困難か

となると、ひとりで老後準備が必要です。

老後資金は一般的に、単身でも3000万円は欲しいところ。あなたは今、いくら貯金できていますか?貯金が不十分なら、老後破産しかねません……。

この状況下で、それでも専業主婦にこだわりますか?文字通り、人生を賭けるつもりでしょうか?
しかも、確率は恐ろしく低いですが…。

少し落ち着いて、冷静に考えてみましょう。

専業主婦にこだわるのは危険な行為

さて、並行的に大切なことなのですが、「専業主婦の幸せは一時的なのが基本」。何事も一面だけを見るのは控えましょう。

まず、専業主婦になるのは意外と簡単です。年収400万円もあれば妻子を養えますからね。まだまだ見栄を張る男性も少なくないので、そういう男性を探せば、簡単になれるかと。

……ただし、これは子どもが少なく、また小さいうちだけ。専業主婦は「生活を続けること」が困難です。

専業主婦の多くは満足な貯金ができないので、たとえば子どもの大学入学前など貯金が必要になる時、一気に家計が狂いがちです。

それどころか、子どもの中学や高校への進学時に、教育費の上昇で家計が極めて苦しくなります。焦ってパートなどを始めても焼け石に水ですし、大抵は満足な再就職もできません。

なお、子どもがいなくても困難は変わらず、夫だけで2人分の老後資金を貯めるのはまずムリです。あなたなら年齢面も重なってなおさらと言えますが、たとえ若い方でも理屈は変わりません。

将来的に、あなたの周囲の専業主婦世帯は、どうなると思いますか?あなたも同じような未来を迎えたいですか?

それでも目先の楽を求めて専業主婦を望むのか。先々を見据えて、冷静に考えてみましょう。

Next: 女性も生涯働く必要がある時代。現実を見てライフプランを作る必要

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