投資家としての展望:どの分野が最も「買い」なのか
これら一連の電力関連銘柄を分析すると、投資のヒントが見えてきます。データセンター建設という具体的なイベントがあるタイミングでは、下流(需要家側)の製品売上が一時的に急増する可能性があります。
しかし、より手堅い成長が期待できるのは上流から中流にかけてかもしれません。発電や大規模な送電設備は、装置自体が巨大で電圧も高いため、製造には非常に高度な技術と信頼性が求められ、参入障壁が極めて高いからです。また、単なる製品の提供だけでなく、電力をいかに効率よく送るかという「制御システム」を兼ね備えている企業は、今後の電力高度成長期において強い競争力を持つでしょう。
市場の評価(バリュエーション)は、かつての「安定企業」から「成長産業」へと見直しが進んでおり、業績の伸び以上に株価が評価される局面も増えています。
長期投資家として次の一歩を踏み出すために
電力セクターは、これまで見過ごされがちでしたが、今やAI時代の基盤を支える最重要分野の一つとなりました。長期的な需要増はほぼ間違いありませんが、投資にあたっては、各企業の強みとバリュエーションを冷静に分析することが求められます。
この電力という巨大な潮流を味方につけ、着実な投資を続けていきましょう。
※上記は企業業績等一般的な情報提供を目的とするものであり、金融商品への投資や金融サービスの購入を勧誘するものではありません。上記に基づく行動により発生したいかなる損失についても、当社は一切の責任を負いかねます。内容には正確性を期しておりますが、それを保証するものではありませんので、取り扱いには十分留意してください。
『 バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 』(2026年1月23日号)より※記事タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。