unerry<5034>は14日、2026年6月期第3四半期(25年7月-26年3月)決算を発表した。売上高が前年同期比34.5%増の36.91億円、営業利益が同39.3%増の3.93億円となった。高いリカーリング収益基盤の上で、全サービスが2桁の高成長を記録し、1Qの戦略的投資を経た利益回収フェーズにより、売上高・利益ともに成長が再加速。
売上高は、行動変容サービス(前年同四半期比+71%)と分析・可視化サービス(同+40%)が大きく成長した。2026年6月期より新たな組織体制へ刷新したことで、新規顧客の開拓と既存顧客へのクロスセル・アップセル、パートナー経由の案件獲得が好調で、四半期売上高は15億円を突破し大幅増収となった。リカーリング顧客売上高は33.43億円、リカーリング顧客売上高比率90.6%、リカーリング顧客平均売上高0.18億円(年換算0.25億円)となった。
粗利率(売上高―直接原価)は、行動変容サービス増加による売上高ミックスの変動や、One to Oneの大型案件に伴う外注活用を要因に前年同期比で6pt低下したが、販売費及び一般管理費は全体的に費用の増加を抑制したことで対売上高比率が同9pt改善した。営業利益は大幅に増益となり利益額・利益率ともに過去最高を更新した。
事業進捗では、リテールDX事業においてTV視聴データを活用した分析や広告配信が増加し、リテールメディア事業ではパートナーとの連携が進むと同時に小売企業における業界大手との連携やOOH(交通広告)での利用拡大が進む。スマートシティ事業も、前年度に実施した採用による体制強化が奏功し、支援実績を32都道府県へと2県増やした。グローバル事業は、前年同期の大型案件による反動はあったが、GumGum社との北米・日本での共同サービスの提供が開始している。
5月1日に、株式取得の完了を公表した位置情報および人流データ事業を手掛けるブログウォッチャーのグループインについては、国内最大級の人流データプラットフォームへと躍進すること、グループ全体での運営効率の最適化を通じて、両社のデータ・技術を融合し「AI Ready」な事業基盤を構築することでグループ価値を最大化するとした。
また、第2四半期に発表したリアルの世界をデータとAIで再現する「ワールドモデル」のビジネスモデルについて、顧客がAIを導入するほど活用用途が広がるもので、データ連携サービスやAI導入サービスを提供すると説明した。
2026年6月期通期の業績予想については、売上高が前期比34.3%増の50.02億円、営業利益が同60.4%増の5.00億円、経常利益が同59.6%増の5.02億円、当期純利益が同20.5%増の4.00億円とする期初計画を据え置いている。
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