16日の日経平均は小幅続伸。87.00円高の69404.50円(出来高概算22億8000万株)と最高値を連日更新して取引を終えた。直近の急伸の反動から利益確定売りが先行して始まり、日経平均は小反落スタート。ただし、日銀の金融政策決定会合の結果を見極めたいとの思惑から様子見ムードも強く、小安い水準での推移が続いた。後場の取引開始前に日銀が0.25%の追加利上げを実施すると発表。想定通りの結果と受け止められ、イベント通過から改めて半導体・人工知能(AI)関連株が買い直され、日経平均は後場取引開始後には70020.68円をつけ、初めて70000円の大台を突破した。しかし、米連邦公開市場委員会(FOMC)も続くことから、終盤にかけ上げ幅を大きく縮める展開だった。
東証プライム市場の騰落銘柄数は、値下がり銘柄が1000を超え、全体の7割近くを占めた。セクター別では、非鉄金属、その他金融、空運、ガラス土石など12業種が上昇。一方、鉱業、建設、卸売、不動産など21業種が下落した。指数インパクトの大きい銘柄では、アドバンテス<6857>、キオクシアHD<285A>、フジクラ<5803>が堅調だった半面、東エレク<8035>、TDK<6762>、ソフトバンクG<9984>、ディスコ<6146>が冴えなかった。
朝方は前日までの3営業日で日経平均が5000円超上昇していたこともあり、利益確定売りが先行。日経平均の下げ幅は一時200円を超えた。ただ、正午過ぎの日銀会合の結果を受けて、AI関連株への投資意欲が盛り上がり、キオクシアHDが一時97610円と連日上場来高値を更新するなど、値がさ株の一角が相場をけん引した。個別では、森永乳<2264>など6社について、アイスクリームなどの価格を巡りカルテルを結んでいた疑いが強まったとして公取委の検査が伝わったほか、日銀会合を受けた出尽くし感からメガバンクなど銀行株も下落した。
日経平均は初めて70000円の大台を突破する場面を見せたが、基本的にスタンスは変わらず、短期的には過熱調整を挟みながらの上昇基調といった展開だろう。目先的にはG7サミットを波乱なく通過しつつ何らかのテーマ性が浮上してくるか注視することに加えて、FOMCの結果およびウォーシュ氏の発言を見極めたい。
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