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【配当利回り5%超】AI需要を追い風に再成長を狙うコンサル株

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ライズ・コンサルティング・グループ(9168)は、DX・AI支援を構想から定着まで伴走する総合コンサル企業。同社の人員構成の改善状況や、通期で目指す稼働率92%・平均月額単価261万円、株主還元方針を解説。国内の注目銘柄を紹介する新連載「ログミーFinanceの#銘柄発掘」。銘柄の選び方を学べます。

【基本情報】株価:416円(2026年7月15日終値)/配当利回り:5.0%

国内の注目銘柄を紹介する連載「ログミーFinanceの#銘柄発掘」。ビジネスモデルやファンダメンタルズの分析を通じて、中長期で保有できる優良銘柄の見極め方が身につく実践的シリーズです。今回は、ライズ・コンサルティング・グループ(9168)を取り上げます。

経営戦略や業務改革、DX、AI活用、PMOなどを提供

ライズ・コンサルティング・グループは、多様な業界の優良企業を中心に、経営戦略や業務改革、DX、AI活用、PMO(大規模プロジェクトの推進・管理支援)などを提供する会社です。構想策定にとどまらず、実行から現場への定着まで伴走します。

2026年2月期の売上収益は84.2億円です。サービス別の売上構成は開示していませんが、会社が示す通期イメージでは、内部コンサルタントによる売上が約90パーセント、外注売上が約10パーセントです。

内部人材による売上が大半を占めるため、単純な人員数だけでなく、職位ごとの人員構成が業績を左右します。

営業利益13.0%減、人員構成の乱れで利益率が低下

2026年2月期は、売上収益が前期比9.7パーセント増えた一方、営業利益は同13.0パーセント減の17.0億円、営業利益率は20.2パーセントへ低下しました。

若手を中心とするメンバー層が増える一方、採用未達や退職増により、パートナー層およびメンバー層上位の獲得に遅れが生じました。その結果、人員構成のバランスが崩れ、案件獲得に必要なチーム組成や稼働率に影響しました。

人員が増えても案件へ配置できなければ、人件費が先行します。

国内市場は2030年に約1兆4,064億円と予測、人員構成の適正化が成長の鍵

IDC(IT分野を中心に市場調査・分析を行う調査会社)の最新予測では、国内ビジネスコンサルティング市場は2025年の約8,822億円から、2030年には約1兆4,064億円へ拡大し、年平均9.8パーセントの成長が見込まれます。

ただし、中期経営計画で掲げる売上収益の年平均20パーセントから25パーセントの成長には、市場拡大だけでなく、人員構成の適正化が欠かせません。

1Q営業利益51.3%減も、上位職の人員比率は上昇

2026年7月14日に発表した2027年2月期第1四半期の売上収益は21.2億円で、前年同期比4.1パーセント減、営業利益は2.4億円で、同51.3パーセント減でした。売上収益は会社計画どおり、営業利益は計画を上回りました。

第1四半期末の稼働対象人員に占める割合は、パートナー層が前期末の5パーセントから7パーセント、マネージャー層が25パーセントから28パーセントへ上昇しました。

一方、第1四半期累計の稼働率は86パーセント、平均月額単価は250万円です。会社は通期累計で、稼働率92パーセント、平均月額単価261万円を計画しています。

人員構成は改善し始めたものの、前年同期比では、その成果はまだ売上成長として表れていません。

稼働率92%への回復が利益率を左右

第1四半期は、人件費・採用費が前年同期比で約1.9億円増えました。上位人材の増加が案件獲得とチーム組成につながり、稼働率が上がれば、先行した費用を売上で吸収し、利益率が回復する余地があります。

逆に、稼働率が低迷すれば、現在の費用増を売上で吸収できず、利益を圧迫する要因になり得ます。

年間配当21円を維持、予想配当利回りは約5.0%

株主還元は、配当と自己株式取得を合わせた総還元性向30パーセント以上、配当性向15パーセントから30パーセントを目安とし、配当水準の安定的な向上を図る方針です。

2027年2月期の利益低下は一時的とみて、年間配当21円を維持する予定です。2026年7月15日終値の416円を基準とした予想配当利回りは、約5.0パーセントとなります。

ただし、足元の予想配当性向は77.2パーセントとなっています。安定的な配当を重視する方針は下支えになるとはいえ、利益回復が遅れれば、配当維持や増配の余地が限られそうな点には注意が必要です。

再成長の焦点は稼働率90%台と売上の再加速

今後は、稼働率が90パーセント台へ戻るか、平均月額単価が上昇するか、売上が再加速するかが焦点です。

これらが確認できれば、2027年2月期の大幅減益は、成長に向けた一時的な谷と評価できます。

一方、人員構成を適正化しても稼働率や売上が改善しなければ、利益率低下が構造的なものではないかを見直す必要があります。

さらに詳しく知りたい方へ――社長による生配信セミナーのご案内

事業内容や成長戦略に触れ、「もっと詳しく知りたい」「経営トップの考えを直接聞きたい」と感じた方へ。ライズ・コンサルティング・グループ 代表取締役社長・松岡竜大氏が自ら2027年2月期第1四半期の決算概要に加え、成長戦略をお伝えします。

視聴者からの質問もその場で受け付けており、経営者の肉声を通じて、リアルタイムで疑問も解消できる貴重なセミナーです。

参加はZoomによるオンライン配信で、どなたでも無料でご予約いただけます。

「成長領域をさらに深掘りしたい」「配当方針や現場のリアルを知りたい」と考えている方は、ぜひこの機会にご参加ください。

▼詳細・視聴予約はこちら【IRセミナー特設ページ】

2026年7月27日(月)19:00時開催。ライズ・コンサルティング・グループオンラインIRセミナー

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執筆者プロフィール


執筆:西田哲郎
ライター・コンテンツディレクター。投資歴15年。大きな損失を出したことをきっかけにイナゴを卒業、ビジネスモデルとファンダメンタルズ重視の手法に切り替える。業界紙やスタートアップを経てフリーで投資情報メディアやM&A情報サイトの立ち上げに関わり、現在は主に週刊誌で投資や経済関連の記事を執筆。


※記事内容、企業情報は2026年7月15日時点の情報です。
※当記事内容に関連して投資等に関する決定を行う場合は、ご自身の判断で行うものとし、当該判断について当社は一切の責任を負わないものとします。なお、文中に特定の銘柄の投資を推奨するように読み取れる内容がある可能性がございますが、当社および執筆者が投資を推奨するものではありません。

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