■中長期の成長戦略と株主還元
1. 長期目標は売上高2,300億円超、営業利益220億円超
イチネンホールディングス<9619>は正式には中期経営計画等を公表していないものの、成長戦略として掲げている既存事業の規模拡大、海外展開の強化、及び積極的なM&Aの展開により、今後もすべての事業部門を伸ばしていく計画である。定量的な長期目標としては売上高2,300億円超及び営業利益220億円超を掲げている。足元の状況はウクライナ情勢等の影響により不透明であるものの、現時点でこの目標は変更していない。
2. 株主還元にも前向き
同社は明確な配当方針等は発表していないものの、配当性向20~30%を目途に配当を行うとしている。年間配当については、2025年3月期に70円、2026年3月期に80円(配当性向24.7%)を実施しており、進行中の2027年3月期については10円増額の90円(同30.8%)予定している。
27年3月期予想はすでに目標の配当性向30%を上回る水準にある一方で、同方針(30%)を基準としている同社においては、利益が上振れるようであれば、増配の余地はあると考えられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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