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P-京橋アートレジ Research Memo(4):太陽光発電施設を縮小、賃貸資産保有事業を拡大

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■事業概要

3. ESG関連事業
京橋アートレジデンス<5536>は、暮らしを豊かにするESGや持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みを実業として強化している。再生可能エネルギー事業は、環境に優しく安全でクリーンなエネルギーを生み出す太陽光発電施設を、千葉県と茨城県を中心に全国23ヶ所(2026年5月末現在)で保有運営している。ただし、新築マンション開発事業が急成長していることから資産の入れ替えを進めており、太陽光発電施設の売却を進める(売却の場合は不動産開発創造事業の売上高に含まれる)一方、不動産開発創造事業で自社開発したマンションなどの物件を同社自ら保有して運営する賃貸資産保有事業を拡大している。ストック収益による事業の安定化を目的として、新たな企画を導入した物件や高利回りが期待できる物件を中心に保有している。このほか、暮らし関連事業で、学習塾や幼児教育施設、児童養護施設、トランクルーム、コインランドリーといった安定資産を7施設保有・運営している(2026年5月末現在)。住まいや暮らしに役立つ施設の運営を通じて、快適な社会生活の実現に寄与するとともに、同社企業活動の安定化や将来の事業展開に生かす考えである。今後は、少子高齢化や人手不足などが急速に進むことから、高齢者支援などにも取り組む意向である。

スタートアップへの出資は成長に重要な要素

4. スタートアップ企業への少額出資
スタートアップ企業への少額出資は同社の成長にとって重要な要素となっている。事業として取り組んでいるわけではないが、シナジーの創出や社会貢献を目的に、実績のあるDXやホテル事業、ESG、暮らし、エネルギー、地方創生関連などを対象領域に、将来の可能性や相互の成長を想定できる企業に限定してこれまで10件程度の出資を実行してきた。有意義な案件があれば引き続き積極的に少額出資を実行していく。

2025年3月に出資した(株)ZEエナジーは、主にバイオマス発電を中心とした環境エネルギー事業を展開している企業で、CO2排出量の削減や地域経済の活性化を目的に、農業や林業の廃棄物を有効活用する発電システムを提供している。同社はZEエナジーの環境エネルギー分野の知見やサポートを活用して物件の有効活用など新たな価値の創出を図っている。また、国内外の企業や自治体向けに環境コンサルティング事業も手掛けている。海外進出にも積極的で、北米や欧州、アジア圏における事業拡大を目指しており、足元では日本国内の発電実績をもとにアメリカでの営業を開始した。

2025年4月に出資した(株)9STAYは、物件選定から許認可取得、集客、予約管理、清掃・メンテナンスまで、民泊やアパートメントホテルの立ち上げから運営までを総合的に支援する事業を行っている。特にSNSやインフルエンサーを活用した集客戦略に特徴があり、観光業や不動産投資家などに対して宿泊施設の認知度向上に向けたソリューションを提供している。同社はアパートメントホテル開発を通じて、ホテル事業への参入と物件の有効活用に取り組んでおり、9STAYの運営や法規制対応などのノウハウを活用して競争力のある宿泊施設の展開と成長を目指す。

このほか、2025年8月にペットライフスタイル(株)との業務提携では、ペットライフスタイルのノウハウやサポートを取り込み、これまでも様々に開発してきたコンセプトマンションの一環として、将来的に「人とペットが共に快適に暮らせる新たな住環境」を創出するペット共生型マンションの企画開発に生かす。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田 仁光)
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