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株式会社スカラ×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(2)

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スカラ<4845>

続いて、事業別のKPIとして、人材事業とTCG事業を1枚にまとめております。左側の図が人材事業です。主力は新卒採用支援で、登録会員数は伸びています。就職支援ですので大学4年生を対象としたビジネスであり、毎年入れ替わっていく構造ですが、これまでの累計登録会員数は過去最高の水準に達しました。学生の会員数を増やしていくことが、当社のKPIの1つとなります。東京、関西、東海それぞれの内訳は下の表のとおりです。加えて、今年、東北エリアに仙台拠点を出しており、東北エリアの学生の皆様にも当社のサービスをご利用いただくことを考えています。また、「女子キャリ」という、優秀な女性学生の採用を支援するエージェントサービスも展開しています。
右の図がTCG事業です。「遊々亭」というECサイトを運営しており、知る人ぞ知るサイトですが、購買単価が少しずつ上がっています。物価上昇などさまざまな背景がありますが、レアカードの人気が高く、高値で売れていく状況があることが単価の引き上げにつながっています。会員数も35万人を突破し、非常に良いペースで伸ばしています。特にコロナ禍では巣ごもり需要により、トレーディングカードを楽しむユーザー人口が急拡大しました。長期的に見ても、継続的に数字を伸ばしているビジネスモデルとなっています。
TCG事業と呼んでいますが、当社が見据えているのはエンターテインメントの世界観です。カード事業を軸足としつつ、将来的にはエンターテインメント事業として拡張していきたいと考えています。

改めて通期業績についてご説明します。売上は85億円で前期比4.3%の増収、営業利益は30.6%の減益となりました。ただし、前期には事業売却益が約1億9,000万円計上されておりますので、前年同期と同一条件で比較するNon-GAAPという指標で見ますと、利益はさほど減少しておらず、ほぼ前年並みと評価しています。
ポイントとしては、人材事業の売上が伸びていること、TCG事業も大きく伸びていることが挙げられます。DX事業は反動により減少していますが、利益率は上がっており、いわゆる筋肉質な売上構造への転換を進めている最中です。インキュベーション事業は営業損失5,800万円となりました。こちらはM&A事業を担っており、外部案件のM&A支援を生業としていますが、同時に自社M&Aの検討チームでもあります。昨年1年間を振り返りますと、ほぼ自社M&Aに注力した1年でした。その結果、外部向けの売上は優先順位が下がり、その分、売上・利益は減少しています。
一番下に記載している事業構造改革は、昨年とその前の2期にわたって実施してまいりました。赤字の子会社を清算あるいは譲渡・売却し、基本的には利益がしっかり積み上がる子会社を残したうえで、その事業に関連するM&Aを進めていくという、いわば基本に立ち返る方針です。この方針のもとで中期経営計画の1期目を終えたという状況です。

中期経営計画は昨年9月に発表し、2028年までの3カ年で策定しています。現在は2期目がスタートしたばかりです。FY28は売上118億円、営業利益11億円、Non-GAAP営業利益率9.3%を目標としています。あわせて進行期である2027年6月期の予算も発表しており、売上101億円、営業利益8.5億円としています。この資料にFY27の記載はありませんが、段階的に積み上げ、最終的には中期経営計画最終年度である2028年6月期の売上118億円、営業利益11億円まで持っていくことを意識して進めています。営業利益の内訳は、DX事業6億2,000万円、人材事業2億8,000万円、TCG事業5億円で、ここにインキュベーションセグメントと間接部門のコストが加わり、全体で11億円という組み立てです。
少し説明が長くなりましたので、私からの説明は一旦ここまでとさせていただきます。

■質疑応答
▲フィスコ 高井
新田様、ありがとうございました。続きまして、著名投資家のDAIBOUCHOUさんに気になる質問をしていただきたいと思います。それでは、DAIBOUCHOUさん、お願いいたします。

●DAIBOUCHOU
DAIBOUCHOUです。よろしくお願いします。「SaaSの死」が話題ですが、生成AIの進展による貴社のAI SaaS、AI BPOへの影響を教えていただけますでしょうか。

■スカラ 新田様
ありがとうございます。スライドを用いてご説明させていただきます。「SaaSの死と生成AI」というタイトルを付けておりますが、当社は生成AIを脅威ではなく、最大の追い風だと捉えています。SaaS自体は再定義されていくと考えています。
資料にグラフとして整理しておりますが、コモディティ化するものとしては、汎用的な機能だけを提供するSaaS、いわゆる機能単体型のSaaSが挙げられます。何かに特化した機能だけを提供するSaaSは、なかなかコモディティ化を免れないのではないかと考えています。AIを誰でも使える時代になりつつありますので、機能そのものは差別化要因にならず、価格競争にも巻き込まれやすい。この点が「SaaSの死」と呼ばれているものだと理解しています。
一方、当社が取り組んでいるのは代替されないもの、すなわち当社の競争力につながるものです。当社はSaaSだけではなく、そこにBPO業務を組み合わせています。SaaSはあくまでシステムですので、これを使うには人によるさまざまな作業が発生します。導入前の初期セットアップでデータを登録する作業、登録されたデータがSaaS経由でWebに表示され、そこにアクセスしてきたデータを再びSaaSの管理システムで確認する作業、さらにはレポートを作成する作業などです。
このように、SaaSの前後には人の作業がかなり多く存在します。当社はその部分もBPOサービスとして提供しており、両者を組み合わせたAI SaaS、AI BPOと呼ばれるサービスを、すでにご提供できている状況です。また、企業ごとにどのような業務プロセスでSaaSを利用されているのかというノウハウ・知見も蓄積されておりますので、こうした要素を組み合わせてご提案しているのが当社のサービスです。
この領域は生成AIに代替されにくいものですし、当社が20年かけて積み上げてきたものですから、資産であり、強みであると理解しています。
結論としては、機能の提供者から、AIと人が協働して業務を実行するAI SaaS、AI BPOへ、さらにその先にあるAIエージェントまで視野に入れてビジネスを作り込んでいる最中です。したがって、生成AIの進展は追い風と捉えております。

●DAIBOUCHOU
ありがとうございます。通常のSaaSとAI SaaSは、何が違うのでしょうか。

株式会社スカラ×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(3)に続く
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