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ナイキの成長はコロナでも止まらず。オンライン売上増加で日本企業のお手本に=シバタナオキ

スポーツブランド「NIKE」が発表した2021年第1四半期決算(20年6-8月)の決算から、コロナ禍でも力強く成長できた要因を解説します。(『決算が読めるようになるノート』シバタナオキ)

※本記事は有料メルマガ『決算が読めるようになるノート』2020年10月16日号の抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:シバタ ナオキ
AppGrooves / SearchMan共同創業者。東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻 博士課程修了(工学博士)。元・楽天株式会社執行役員(当時最年少)、元・東京大学工学系研究科助教、元・スタンフォード大学客員研究員。

Q. コロナ禍でDXを加速させたNIKEのオンライン経由の売上は?

A. オンライン経由の売上は四半期あたり約$900M(約900億円)で、全体の30%を占める。
全体に占めるオンライン経由の売上は、前年同期比で10ポイント上昇

今回の記事では、スポーツシューズ・ウェアのナンバーワンブランドである「NIKE」が先日発表した、2021年第1四半期決算(20年6月〜8月)の決算から、コロナ禍でも力強く成長しているNIKEのオンラインビジネスに注目して見ていきたいと思います。
※参考:NIKE, INC. REPORTS FISCAL 2021 FIRST QUARTER RESULTS(2020年9月22日配信)
※参考:PREPARED REMARKS / UNOFFICIAL TRANSCRIPT – Q1FY21 NIKE, Inc.(2020年9月22日配信)

コロナ禍でも前年と変わらぬ売上・利益を確保

NIKEの20年6〜8月の四半期売上高は前年同期比(YoY)−1%の約$10.6B(約1兆600億円)、四半期営業利益はYoY−3%の$4.7B(約4,700億円)でした。

コロナにより多くのスポーツが開催されていない状況で、スポーツシューズやウェアを中心に販売しているNIKEが前年とほぼ変わらぬ売上・利益を確保しているのは、素晴らしい結果だと思います。

Next: シューズが好調。デジタルトランスフォーメーションの成功例に

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