4日の日経平均は5日ぶりに大幅反発。806.46円高の65020.94円(出来高概算22億1000万株)と終値ベースでは1日以来3日ぶりに心理的な節目の65000円台を回復して取引を終えた。前日の米国株の上昇を映して値がさハイテク株中心に買いが先行して始まり、日経平均は前場中盤に向けて上げ幅を広げた。その後は、円相場が1ドル=155円台と円高傾向で推移していたこともあり、上値の重い展開に。ただ、後場取引開始後に円相場が一時1ドル=156円40銭台まで円安方向に振れたため、短期筋による先物買いや値がさハイテク株の一角に買いが入ったほか、韓国総合株価指数(KOSP
I)の動きも支援材料となり、後場終盤に向けてさらに上げ幅を広げ、65182.45円まで上値を伸ばし、前場高値を上回った。
東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄が750を超え、全体の約過半数を占めた。セクター別では、情報通信、証券商品先物、非鉄金属、空運など11業種が上昇。一方、鉱業、海運、水産農林、電気ガスなど22業種が下落した。指数インパクトの大きい銘柄では、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、ファーストリテ<9983>、キオクシアHD<285A>が買われ、この4銘柄で日経平均を約823円押し上げた。半面、リクルートHD<6098>、三菱商<8058>、三井物<8031>、信越化<4063>が下落。
前日の米国市場では主要株価指数はそろって上昇した。ウォラー米連邦準備制度理事会(FRB)理事の講演を受けた利上げ観測の後退からハイテク株が買われた流れを東京市場も引き継ぎ、テック株中心に値を上げる銘柄が増えた。後場に入っても、人工知能(AI)関連株が一段高となったほか、好決算を発表した米スノーフレイクの急騰を受け、NEC<6701>や富士通<6702>といったSaaS関連株も堅調で、日経平均の上げ幅は一時900円を超えた。一方、前日に上昇した商社株が利食い売りに押された。
日米の長期金利の低下や、円高進行の一服、KOSPI高と支援材料が重なったものの、前日までの4日間で計2100円超下落したことを踏まえると、日経平均の戻りは限定的だった(実際ソフトバンクGの押し上げも大)。週末要因も加わって、やはり全体感としては慎重ムードが強まっている印象だ。米国では4日、8月の雇用統計の発表が予定されており、まずは米雇用統計を受けた米国市場の動きがどうなるのか見定めたいところだろう。
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