4日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米雇用統計で早期利上げ観測が後退すれば、ドル売り地合いを強めそうだ。ただ、来週のインフレ指標を見極める展開となり、ドルへの過度な売りは抑制されるだろう。
ウォラー米連邦準備制度理事会(FRB)理事は前日の講演で、インフレ指標鈍化が続けば政策金利据え置きを支持すると表明。それを受け早期利上げ観測は後退し、米長期金利の失速でドル売りが強まった。ユーロ・ドルは1.1610ドル台から1.1640ドル台に浮上し、ドル・円は155円80銭付近から155円30銭台まで失速。米金利はその後徐々に持ち直したが、本日アジア市場でドル売りと円買いによりドル・円は155円付近まで下値を切り下げた。
この後の海外市場で焦点となる米雇用統計は失業率が横ばい、非農業部門雇用者数は改善、平均時給は鈍化の見通し。前日のウォラー氏に先立ちウィリアムズNY連銀総裁も引き締めにやや慎重なスタンスだったため、インフレ圧力後退が示されれば金利安・ドル安に振れやすい。ただ、来週発表の消費者物価指数(CPI)を見極めるムードが広がれば、ドル売りを弱めそうだ。一方、日銀の引き締め加速をにらみ円買いは継続も、ドルに割安感が強まり買戻しが入りやすい。
【今日の欧米市場の予定】
・18:00 欧・ユーロ圏小売売上高(7月) 前回0.7%
・21:30 加・失業率(8月) 予想6.4% 前回6.4%
・21:30 米・非農業部門雇用者数(8月) 予想5.5万人 前回-2.3万人
・21:30 米・失業率(8月) 予想4.1% 前回4.1%
・21:30 米・平均時給(8月) 予想0.3% 前回0.1%
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