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rakumo Research Memo(6):成長投資と株主還元に向けた財務基盤が強化

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■業績動向

3. 財政状態、キャッシュ・フローの状況
rakumo<4060>の2026年12月期中間期末の資産合計は前期末比357百万円増の4,528百万円となった。主に現金及び預金が434百万円、ソフトウェア及びソフトウェア仮勘定が39百万円増加した一方で、のれん償却によりのれん及び顧客関連資産が89百万円減少した。負債合計は同252百万円増の2,536百万円となった。これは主に契約負債が275百万円増加した一方で、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が55百万円減少したことによる。契約負債の増加は、サブスクリプション契約に伴う前受収益の積み上がりが中心である。純資産合計は前期末比104百万円増の1,991百万円となった。親会社株主に帰属する中間純利益143百万円を計上した一方、配当金52百万円を支払ったことが主な増減要因である。自己資本比率は43.5%と前期末比1.3ポイント低下したものの、引き続き安定的な水準を維持している。

営業活動によるキャッシュ・フローは607百万円の収入となり、前年同期の361百万円から大きく増加した。主な収入要因は、契約負債の増加318百万円、税金等調整前中間純利益253百万円、のれん償却額81百万円である。投資活動によるキャッシュ・フローは、無形固定資産の取得による支出67百万円などにより70百万円の支出となった。財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済55百万円と配当金の支払い52百万円により107百万円の支出となった。この結果、現金及び現金同等物の中間期末残高は前期末比434百万円増の2,201百万円となった。

主な財務指標を見ると、現金及び現金同等物から有利子負債を差し引いたネットキャッシュは1,092百万円となり、前期末から489百万円増加した。営業キャッシュ・フローの拡大には、契約負債の増加に伴う運転資本面での押し上げ効果が含まれるものの、本業の利益水準と非資金費用であるのれん償却費を踏まえると、基礎的なキャッシュ創出力も高い。前期のM&A実施後も開発投資、借入金の返済及び株主還元を進めながら手元資金を積み増しており、財務の健全性を維持しつつ、財務余力は改善していると判断される。継続課金収入の拡大及び買収子会社の収益貢献が進めば、今後の成長投資や株主還元を支える財務基盤は一段と強化されよう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 吉林拓馬)

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