米9月S&Pグローバルの総合購買担当者指数(PMI)速報値は58.4に上昇し、2021年7月以来の高水準となった。製造業PMI速報値は57.0と、予想外に8月53.9から上昇し、2022年来で最高。重要項目の新規受注は2022年4月来で最高。雇用は、2021年2月来で最高を記録し、全体指数を押し上げた。また、サービス業PMI速報値は58.7と、予想外に8月56.5から上昇し2021年来で最高。同指数の雇用は2022年6月来で最高だった。
強い消費支出に加え、人工知能(AI)関連の企業の設備投資、防衛などが成長に寄与したと見られている。強い結果は、需要がイラン戦争によるサプライチェーン混乱、燃料価格の上昇などをも相殺する勢いである事を示した。S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのチーフ・エコノミスト、ウィリアムソン氏は声明で、新型コロナウイルスのパンデミック明けの経済再開による特別要因を除けば2015年初旬以降で最高だとした。全米の製造業活動を示すISMの9月製造業景況指数、非製造業景況指数にも期待が集まる。
連邦準備制度理事会(FRB)のバー理事は講演において、インフレが時宜を得て2%目標達成する事を確実にするため追加利上げが必要となる可能性が強いと利上げを支持する姿勢を示した。物価安定は「最大雇用支援に不可欠」としたほか、FRBの2つの責務を巡り「インフレの2%目標達成を巡るリスクが高まっている」一方、「労働市場のリスクは低下した」と言及。インフレが目標に向けた時宜を得た基調が明確ではないと、利上げが正当化するとの考えを示した。バー理事の発言や強いPMIの結果を受け米短期金融市場は10月の利上げを70%織り込んだ。ドルも当面上昇基調が想定される。
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