日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は16日、前日比-3.96(低下率10.96%)の32.17と大幅に低下した。なお、高値は33.81、安値は32.11。前日15日の米国株式市場は反発。人工知能(AI)関連企業の巨額投資や資金調達への懸念から、ハイテク株を中心に売られた。9月の米生産者物価指数(PPI)が上昇し、インフレ長期化も警戒されたものの、安全資産として米国債が買われ、長期金利が低下したことが株価の支えとなった。終盤にはAIクラウド企業コアウィーブが持ち直し、ナスダックもプラス圏を回復した。この流れを受け、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。前日の下落に対する自律反発を狙った買いが入り、前日に大きく売られた大型半導体関連株が買い戻されたほか、好決算を発表したAI利活用関連銘柄への物色も目立ち、投資家心理の一定の改善が確認された。その後は、原油価格の高止まりや決算発表シーズンを控えた様子見姿勢から戻り待ちの売りに上値を抑えられた。こうした中、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退し、日経VIは取引時間中を通じて昨日の水準を下回って推移した。ただ、依然として20~30程度とされる通常レンジを上回る水準にとどまっている。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
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