連邦公開市場委員会(FOMC)は会合で、市場の予想通り政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を据え置き、3.75-4.00%に決定した。「地政学的リスクの展開で、不透明感が強まった」とし、「将来の政策決定のため、さらなる情報を待つ」方針を表明した。10対2での据え置き決定で、ハマック米クリーブランド連銀総裁とクック理事が利上げを支持し反対票に投じた。
9月連邦公開市場委員会(FOMC)声明との変化は、1)反対票で10対2で据え置き決定。9月FOMCでは全会一致で利上げ決定した。また、2)「経済活動は「強い」ペースで拡大」と、9月FOMC声明の「「堅調」なペースで拡大」から経済活動判断を上方修正した。インフレは高止まりとの見解で、中銀が依然利上げ軌道にある事を示唆した。
連邦準備制度理事会(FRB)のウォーシュ議長は「インフレは6年近く目標を上回っており、FRBは目標値に戻す責任がある」とタカ派姿勢を維持。「連邦準備制度理事会(FRB)の利上げによる市場への影響は広範に予想した通り」で米国債相場が役割を一部になったと指摘した。「金融環境は引き締まった」との見解。同時に、「タイトとは呼べない」「最近の原油先物価格の上昇は無視できない」と強調した。
◇9月FOMC会合声明相違点
●委員会は政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を据え置き、3.75-4.00%(9月:0.25%引き上げ)
●反対票:10対2で据え置き決定(9月:FOMC全会一致で利上げ決定)
●経済活動は「強い」ペースで拡大(9月:「堅調」なペース)
●「更なる情報がインフレの2%回復に適切な政策方針決定を支援するとの見解」
クック理事は就任後、初の反対票に投じた。トランプ大統領は同氏の解任を度々求めており、理事の反対は政治的とのネガティブな見解も浮上した。今回の会合で利上げを支持し、反対票を投じたハマック米クリーブランド連銀総裁に加え、ウォーシュFRB議長の就任後初めてで、政策金利据え置きを決定した7月FOMCで利上げを支持し、反対票を投じたカシュカリ米ミネアポリス連銀総裁やローガン米ダラス連銀総裁が12月に再び利上げに投じる可能性を見越し、12月FOMCでの追加利上げ観測が根強い。ドルも下げにくい展開と見る。
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