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来週は高値更新銘柄の活躍に期待!順張り視点で新値追い銘柄を狙っていきたい

今週の株式相場は、月初の調整から見直しの進んだ先週の流れを引き継ぎ、月曜日も買い優勢の展開。火曜日から木曜日まで好調に推移したあと、金曜日には利益確定売りが出たものの、全般買い気の強い展開となっています。

日経平均株価は、先週末の1万9700円台から、月曜日に1万9800円台、火曜日に大台2万円台奪回。水曜日には2万200円台到達で年初来高値を更新し、木曜日には2万300円台に乗せる場面もあるなど、先週から水準を切り上げてきました。

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日経平均株価チャート 2015年5月22日終値(クリックすると拡大します)

先週は、1ドル120円台の円安推移のもと、良好な外部要因とともに買い優勢の流れ。決算相場終盤で個別の決算リスクも低下し、買い安心感が高まっていました。

外部要因に落ち着きが見られるなか、先週末開示銘柄の決算評価や株主還元姿勢強化の流れで、東京株式市場は今週月曜日も買いが先行する展開。15日の米国市場では、NYダウは上昇、S&P500指数は連日で最高値を更新したことも好感され、直近で上値を抑えていた日経平均株価の25日移動平均線を上抜いたことも見直し買いにつながりました。野村の投信設定に伴う需給要因なども好感された模様です。

さらに、この日の上昇で日経平均株価指数のパラボリックも買い転換。テクニカル面でも好転したことで、火曜日も市場最高値更新を続ける米国株堅調と円安推移を追い風に、日経平均株価は大台2万円奪回を果たし、もう一方の株価指数でもあるTOPIXはいち早く年初来高値を更新。大型株物色が確認されています。

水曜日には米金利上昇とともにドル買いの円安推移を確認。寄り付き前に発表された1~3月のGDP速報値が市場予想を上振れたことも好感され、外需関連株のほか内需関連株が賑わうなど、日経平均株価も一時2万278.89円まで上げ幅を拡大し4月23日につけた年初来高値(2万252.12円)を更新。買い気を強めました。

木曜日は米国市場時間帯に発表されたFOMC議事録から円安が加速し、約2ヵ月ぶりとなる1ドル121円の水準を記録。寄り付きから買いを集め、日経平均は後場に一時2万320.90円まで買われて連日で年初来高値を更新。5連騰を記録しましたが、引けにかけては一時前日比マイナス圏に転じる場面もあるなど、さすがに短期過熱感から利益確定売りに押される場面も見られました。

金曜日の寄り付きは軟調な展開となりましたが、午後に日銀金融政策決定会合の政策声明で現状維持が伝わるとイベント通過を好感した買いで切り返し、続伸歩調が確認されています。日銀の金融政策決定会合で国内景気について「緩やかな回復を続けている」と、景気判断を1年10ヵ月ぶりに上方修正したことも好感され、買い安心感につながった模様。日経平均は6連騰。金曜日の日経平均株価終値は2万264.41円と先週末の終値1万9,732.92円から530円以上値を上げて来ています。

日経平均株価は6連騰で下値切り上げを記録。月曜日の25日移動平均線奪回から、年初来高値更新とともに日経平均株価の新値追いに上手く付いた方も多かったのではないでしょうか。

さて、決算相場一巡とともに需給改善から新規投資対象に注目が向きやすくなり、株価指数の年初来高値更新で上昇第二波動入りも感じさせるなか、実態評価に着目して新規投資対象を選別していきたいところ。

そこで来週は「高値更新銘柄」に注目してください。株価指数が年初来高値更新を続ける好地合いですし、ここは順張り視点で新値追い銘柄を狙っていきたい局面。利益確定も出やすいところですが、やはり上値にフシのない高値更新銘柄の活躍期待が高まるタイミングではないでしょうか。株価指数の上昇第二波動入り、決算シーズン後の実態評価に着目した新規投資対象への資金シフトなど、物色意欲が高まるなかでは、順張り視点で新値追い銘柄を狙っていくスタンスが有効でしょう。

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