猫「今日の東証さんのシステム障害はびっくりした」熊「障害が起きた機器からバックアップへの切り替えが正常に行われなかったとか」(『牛さん熊さんの本日の債券』久保田博幸)
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東証システム障害で売買停止
寄152円13銭、高152円14銭、安152円05銭、引152円06銭(-5銭)
5247億円
長期先物2020年12月限(日中)
寄152円08銭、高152円13銭、安152円01銭、引152円05銭(-6銭)
27793億円
2年417回 -0.130%(+0.010%)
5年144回 -0.115%(0.000%)
10年359回 0.010%(0.000%)
10年360回 0.020%
20年173回 0.400%(+0.005%)、0.395~0.400%
30年67回 0.605%(+0.015%)、0.600~0.605%
40年13回 0.640(+0.010%)
(現物債は15時現在の動きです)
熊「株高などもあって、昨日の米債は売られ」
牛「ナイトセッションの先物も下落しており」
熊「本日の債券先物は3銭安の152円08銭で寄り付いた」
牛「本日の東京株式市場では、東証のシステム障害により」
熊「株式の全銘柄の売買の取引が終日できなくなった」
牛「名古屋証券取引所、札幌証券取引所、福岡証券取引所も」
熊「東証のシステムを利用しているため障害により取引ができなくなった」
牛「日経平均先物や債券先物は大阪取引所にて別のシステムで運用されているため」
熊「こちらは通常通りの取引が行われた」
牛「朝方に発表された9月の日銀短観では、大企業製造業DIがマイナス27に」
熊「改善は2017年12月以来2年9カ月ぶりとなったが」
牛「それでも回復の度合いは鈍く、厳しい状況が続いている」
熊「10年国債の入札も控え、また現物株が動かないこともあり」
牛「債券先物は様子見気分も強まり、方向感に乏しい展開となった」
熊「10年債カレントは前場出合いなし」
牛「本日の10年国債(利率0.1%、360回)の入札は」
熊「最低落札価格100円74銭、平均落札価格100円75銭となった」
牛「最低落札価格は予想を上回り、テールも1銭と前回の11銭から縮小」
熊「応札倍率も4.06倍と前回の3.15倍を上回り、順調な結果といえた」
牛「この結果を受けて債券先物は152円13銭まで買われたが」
熊「その後は戻り売りに押され、152円01銭まで下落した」
牛「10年債のゼロ%が意識され、東京時間に米債が売られたことも売り要因か」
熊「債券先物の引けは6銭安の152円05銭。日中出来高は2.8兆円程度、値幅は12銭」
牛「現物債の商いは4,100億円程度と10年債入札日にしては少ない」
熊「2年債は1毛甘のマイナス0.130%、5年債は変わらずのマイナス0.115%」
牛「10年債の既発は変わらずの0.010%、新発債は0.020%」
熊「20年債は5糸甘の0.400%、30年債は1.5毛甘の0.605%、40年債は1毛甘の0.640%」
牛「日経平均先物は昨日の米株の上昇もあり、買いが先行した」
熊「その後はやや上値が重くなり、15時過ぎは2万3,300円あたり」
猫「今日の東証さんのシステム障害はびっくりした」
熊「障害が起きた機器からバックアップへの切り替えが正常に行われなかったとか」
猫「システム障害の原因となったハードウェアを交換し」
牛「2日以降は正常な売買ができるよう対応していると(共同通信)」
・・・・・・・・・・お疲れ様でした。
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『牛さん熊さんの本日の債券』2020年9月29日号より
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