老後破綻を招いてしまう人には、一定のパターンがあります。今回は代表的な4パターンを紹介しながら、それを防ぐ方法について解説します。(『教育貧困にならないために』川畑明美)
プロフィール:川畑明美(かわばた あけみ)
ファイナンシャルプランナー。2人の子どもと夫婦の4人暮らし。子育てをしながらフルタイムで働く傍ら、投資信託の積立投資で2,000万円の資産を構築。2013年にファイナンシャルプランナー資格を取得。雑誌を中心に執筆活動を行う一方、積立投資の選び方と積立設定までをマンツーマンで教える家計のコーチング・サービスを展開している。
ファイナンシャルプランナー。2人の子どもと夫婦の4人暮らし。子育てをしながらフルタイムで働く傍ら、投資信託の積立投資で2,000万円の資産を構築。2013年にファイナンシャルプランナー資格を取得。雑誌を中心に執筆活動を行う一方、積立投資の選び方と積立設定までをマンツーマンで教える家計のコーチング・サービスを展開している。
老後破綻に陥るのはどんな人?代表的な4つのパターン
老後破綻を招いてしまうのは、次の4つのパターンです。
<パターン1:現役時代と同じお金の使い方をしている>
老後に2,000万円必要ということが話題になりましたが、それは生活費の部分だけの話です。
自動車が必要な地域にお住まいの方は車の買い替えも必要になりますし、家電も10年で寿命がきます。
生活費にプラスして、必要な資金を確保しておく必要があります。
<パターン2:医療・介護費の確保をしていない>
妻に介護が必要になった時に多いのですが、食事制限が必要なのに、夫が食事を作れないと介護費用がかさみます。
健康維持はもちろんのこと、家事もご夫婦双方ができるようになっておく必要があります。
<パターン3:子や孫への過度な援助>
子どもの住宅資金や孫の教育費など、ご自身の生活費を抑えてでも援助する方もいます。
気持ちは分かりますが、ご自身の家計を圧迫してまで援助しないように注意が必要です。
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