6日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■原油相場に振らされやすい需給状況に
■ワールド、26/2営業利益 4.2%減 160億円、27/2予想 11.5%増 175億円
■ダイトロン<7609>滋賀・電装工場を改築、組み電線・特殊コネクター生産5割増
■原油相場に振らされやすい需給状況に
6日の日本株市場は売り先行で始まり、その後は不安定な相場展開になりそうだ。3日の米国市場は、グッドフライデー(聖金曜日)の祝日で休場だった。日経225先物(6月限)はナイトセッションで53070円まで売られる場面もみられたが、中盤にかけて切り返しており、一時53550円まで上げ幅を広げた。その後は53300円近辺での膠着が続き、日中比70円高の53270円で終えた。円相場は1ドル=159円70銭台で推移。
3日に発表した3月の米雇用統計については、非農業部門雇用者数が前月比17万8000人増加となり、市場予想(6万5000人増程度)を大きく上回った。ナイトセッションでは雇用統計の結果を手掛かりに53550円まで買われたとみられる。ただし、米国とイランによる緊張が高まる状況のなかでは、先回り的な動きは限られた格好だろう。
中東情勢においては、イスラエルによる石油化学施設攻撃への報復としてイランは5日、バーレーンやクウェート、アラブ首長国連邦(UAE)で石油化学施設を攻撃したと報じられている。CFD(差金決済取引)による原油先物価格は1バレル=106ドル台に低下して推移していたが、5日のNY原油市場では一時1バレル=115ドル台まで急伸した。原油相場の上昇が重荷になりやすく、先物主導で大きく振らされやすい需給状況になりそうだ。
また、トランプ大統領がイランに提示していた攻撃猶予の期限については、米東部時間4月7日午後8時(日本時間8日午前9時)と自身のSNSに投稿したようである。これまで設定していた交渉期限を1日伸ばした格好である。結果を見極めたいとする模様眺めムードは強まりやすく、値動きの出ている銘柄に短期資金が集中することになりそうである。なお、3日取引終了後に決算を発表したところでは、放電精密<6469>、リヒトラブ<7975>、エクスモーション<4394>、アルバイトタイ<2341>などが注目される。
■ワールド、26/2営業利益 4.2%減 160億円、27/2予想 11.5%増 175億円
ワールド<3612>が発表した2026年2月期の連結業績は、売上収益が前期比25.9%増の2840億1400万円、営業利益は同4.2%減の160億2800万円だった。27年2月期の連結業績は、売上収益が前期比5.6%増の3000億円、営業利益は同11.5%増の175億円を計画。コンセンサス(220億円)を下回る。27年2月期から累進的な配当政策を採用する。配当性向40%以上もしくは株主資本配当率(DOE)5%以上のいずれか高い方を目安とする。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(53123.49、+660.22)
・ナイトセッションの日経225先物は上昇(53270、+70)
・為替相場は円安・ドル高(159.70-80)
・高市内閣による防衛費増額などの経済政策
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・アイダ<6118>プレス加工ライン向け高速搬送ロボ2機種
・SMC<6273>「温調」開拓、千葉・柏で研究開発加速
・タクマ<6013>常圧メタン合成30年めど実用化、ゴミ処理場のCO2活用
・タダノ<6395>ワイヤ1本で吊り上げ、ダビットクレーン、秋田沖洋上風力向け納入
・ダイトロン<7609>滋賀・電装工場を改築、組み電線・特殊コネクター生産5割増
・スズキ<7269>印の上級スクーター刷新、燃費・力強い加速両立
・TPR<6463>晴海で共創加速、EV関連・ナノ素材照準
・リョービ<5851>エネ消費とCO2を6割減、アルミ熱処理技術
・TOPPANHD<7911>米にがん医療開発会社、3D細胞培養軸に
・帝人<3401>回収繊維を糸に、パラ系アラミドの再生技術に国際認証
・JX金属<5016>モリブデン系、3DNAND向け拡大
・信越化学<4063>半導体露光材で新工場、群馬・伊勢崎、第2期工事に着手
・JCRファーマ<4552>薗田啓之氏、希少疾患研究開発に磨き
・大塚HD<4578>大塚製薬、米バイオ薬買収、PTSD薬開発加速
・扶桑薬品工業<4538>協調融資で134億円調達、透析剤拡充
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