シンシア<7782>は15日、2026年12月期第1四半期(26年1月-3月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比24.1%増の19.35億円、営業利益は同6.4%減の1.43億円、経常利益は同0.8%増の1.39億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同22.6%減の0.68億円となった。なお、四半期純利益の減少は、連結子会社である株式会社タロスシステムズが利用するクラウドサーバーが第三者に不正利用されたことに伴い、データ使用料(約0.32億円)を臨時損失として計上した影響等によるものである。
コンタクトレンズ事業の売上高は17.92億円(同24.7%増)と好調に推移したものの、原材料費の上昇等の影響により、セグメント利益は1.82億円(同5.9%減)となった。同社ブランド製品は、クリアレンズにおいて、シリコーンハイドロゲル素材のコンタクトレンズ「シンシアワンデー S」を中心に展開した。しかしながら、市場における競合製品との価格・販促競争の激化に加え、一部主要販売先における自社ブランド(PB)製品への切り替え等の影響を受け、乱視用を含む「シンシアワンデー S」の売上高は3.58億円(前年同期比6.8%減)となった。この結果、同社ブランドクリアレンズの売上高は7.56億円(同6.0%減)となった。一方、カラーレンズでは、シリコーンハイドロゲル素材の「シンシアワンデー S クレシェ」の売上高が1.35億円(同33.6%増)と大幅に増加した。また、「シンシア2ウィーク S クレシェ」も0.65億円(同5.8%増)と引き続き好調に推移した。さらに、2025年3月に譲受したカラーコンタクトレンズ販売事業の売上が加わり、同社ブランドカラーレンズの売上高は3.39億円(同71.2%増)となった。プライベートブランド製品は、クリアレンズの売上高が5.24億円(同39.1%増)となり、カラーレンズも、譲受したカラーコンタクトレンズ事業の売上が加わり0.43億円(同191.1%増)と大幅に増加した。他社製品は、譲受したカラーコンタクトレンズ事業の売上が加わり1.27億円(同208.7%増)となった。
コンサルティング事業の売上高は0.24億円(前年同期比86.7%増)、セグメント利益は0.15億円(同94.5%増)となった。医療法人緑風会が運営する医療脱毛クリニックに対し、引き続き運営管理サポートを提供している。自由診療市場における競争激化や消費者マインドの変化を背景に、当該業界を取り巻く事業環境は依然として厳しい状況が続いており、同社においてもサポート内容および報酬体系の見直しを実施している。その結果、既存のクリニック向けコンサルティング事業の業績は、前期と概ね同水準で推移した。一方、新たに海外から日本市場へ進出する企業を支援する「薬事コンサルティング事業」を本格的に開始し、順調に案件を獲得するなど、一定の成果が現れている。
システム事業の売上高は1.18億円(前年同期比8.2%増)、セグメント利益は0.14億円(同29.9%減)となった。子会社であるタロスシステムズは、リユース業界向けPOSシステムのリーディングカンパニーとして、成長するリユース市場において、営業力強化、開発力強化に注力し、さらなるサービス品質の向上に努め、拡大する需要を取り込んだ。また、今期より次期POSシステムの開発を新たに開始したことにより、開発関連コストが増加した。
2026年12月期通期については、売上高が前期比2.7%増の76.57億円、営業利益が同25.9%減の3.88億円、経常利益が同29.6%減の3.62億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同6.6%減の2.46億円とする期初計画を据え置いている。
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