戸田工業<4100>は15日、2026年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比11.4%減の280.41億円、営業利益が8.62億円(前期は6.48億円の損失)、経常損失が0.77億円(同14.11億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失が34.55億円(同35.63億円の損失)となった。
機能性顔料セグメントの売上高は前期比3.2%減の78.15億円、セグメント利益は同48.4%増の14.98億円となった。記録材の需要は好調に推移し、前期に比べ伸長した。また、祖業である着色材料も回復した。一方、トナー用材料において一部顧客による在庫調整の影響を受けたこと等により、売上高は減収となった。セグメント利益においては、原価低減及び諸経費削減に加え、製品の価格是正活動等の効果により増益となった。
電子素材セグメントの売上高は同14.1%減の207.26億円、セグメント利益は同77.5%増の21.51億円となった。誘電体材料はAIサーバー及び周辺機器向けMLCC(積層セラミックコンデンサ)の需要が大幅に増加していることにより、過去最高の売上高となった。一方、磁石材料や軟磁性材料は自動車市場における新車販売台数の減少や中国における同業他社との競争激化により苦戦した。また、戸田アドバンストマテリアルズInc.の解散及び清算することを決定したこと、ハイドロタルサイト事業の協業活動を解消した影響もあり、売上高は減収となった。利益面においては、拡販活動や原価低減及び諸経費削減の効果に加え、戸田アドバンストマテリアルズInc.においても費用の減少や在庫の販売により、前期に比べ業績が大幅に改善した。
2027年3月期通期の連結業績予想について、売上高は前期比3.4%増の290.00億円、営業利益は同16.0%増の10.00億円、経常利益は11.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は5.00億円を見込んでいる。
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