10日の日本株市場は、半導体やAI関連株への物色が継続することで強含みの相場展開が見込まれよう。9日の米国市場はNYダウが139ドル高、ナスダックは336ポイント高だった。トランプ米大統領はイランとの衝突について、大規模作戦の再開にはつながらないとの見解を示した。米中央軍は追加攻撃が終了したと発表。原油価格が下落したことでインフレ懸念が和らぎ、協議再開への期待感から前日の大幅な下げに対する買い戻しに向かわせた。シカゴ日経225先物は大阪比1090円高の69010円。円相場は1ドル=162円30銭台で推移。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、買いが先行して始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで67480円まで売られた後にリバウンドをみせており、一時69090円まで買われる場面もみられた。心理的に抵抗線として意識されていた25日線を捉えてきたことで、リバウンドの動きを強めてくる可能性がある。
米国市場ではマイクロン・テクノロジーなど半導体関連株への物色が活発となり、フィラデルフィア半導体(SOX)指数は3%を超える上昇になった。前日に続いて半導体やAI関連株への物色が見込まれるなか、アドバンテスト<6857>や東エレク<8035>、キオクシアHD<285A>などへの資金流入が強まりそうである。
また、昨夕決算を発表したファーストリテイリング<9983>は、2026年8月期業績予想の修正を発表。営業利益を7000億円から7300億円に上方修正した。コンセンサス(7150億円程度)を上回る修正が好感されそうであり、日経平均株価を押し上げそうだ。
週末要因から買い一巡後はこう着感が強まる可能性はあるものの、25日線(68618円)を明確に上抜けてくるようだと、先物主導で上へのバイアスが強まる可能性はあるだろう。また、連動性が高まっている韓国のSKハイニックスやサムスン電子の動向も注目されそうである。
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