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新興市場見通し:AI関連株の過熱感拭えない中でTSMCの決算などに注目

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■銘柄選別が一段と強まる展開

来週の新興市場はプライム市場の大型生成AI関連株の下げ止まりを待ちながら、業績を軸に銘柄選別が進みそうだ。月初はプライム市場の生成AI関連株に集中していた資金の一部がグロース市場にも流入した模様だったが、今週は新興市場への資金シフトが細った。人気セクターである防衛関連株でも、Synspective<290A>など期待先行が色濃い宇宙関連株が下落する一方、量産方針が報じられて業績成長シナリオを描きやすくなったTerra Drone<278A>などドローン関連株が買われており、来週は銘柄選別が一段と強まりそうだ。

今週末大引け後の情報開示を見ると、中古ブランド品大手のバリュエンスHD<9270>が2026年8月期第3四半期決算を発表。売上高が前年同期比26.7%増、営業利益が4.1倍と大幅に伸びた。生成AI株に左右されにくい好業績の内需銘柄として注目されよう。

今週は6月23日上場のLiNKX<584A>が55.04%と値を飛ばした。6月30日上場のネイス<589A>や同月23日上場のGO<581A>は、ともに直近IPO銘柄でLiNKXと同じく収益基盤を固めた黒字上場銘柄でもあり、新顔物色の資金が過熱気味のLiNKXからシフトしてくる可能性がありそうだ。

来週は7月15日にチャットプラス<598A>がグロース市場に上場する。同社はAIチャットによる顧客対応システム開発を手掛ける。人気のAI関連株であることに加え、4月9日のソフトテックス<550A>から6月30日のネイス<589A>まで8銘柄連続で初値が公開価格を上回っており、初物人気を集めよう。

なお、今週は東証による上場承認はなかった。

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