16日の日本株市場は売り先行で始まった後は、半導体株の底堅さを見極めながらの押し目狙いのスタンスになりそうだ。15日の米国市場はNYダウが150ドル高、ナスダックは162ポイント高だった。6月の米消費者物価指数(CPI)に続き、6月の卸売物価指数(PPI)も予想を下回ったことで、米連邦準備理事会(FRB)による利上げ観測が一段と後退。金利低下を背景に、大型テック株が買われた。シカゴ日経225先物は大阪比1065円安の67795円。円相場は1ドル=162円00銭台で推移。
日経平均株価は、シカゴ先物にサヤ寄せする形で売りが先行して始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで開始直後につけた68770円を高値に下へのバイアスが強まり、一時67100円まで下げ幅を広げ、ボリンジャーバンドの-1σ(67780円)を下回ってきている。前日に25日線に接近していた日経平均株価は、-1σ(67290円)が意識されてきそうだ。
米国ではアップルやアルファベット、アマゾン・ドット・コムなど大型テック株が買われたが、一方で、マイクロン・テクノロジーなど半導体株の一角が売られており、フィラデルフィア半導体(SOX)指数は2%あまり下落している。米国市場の上昇の流れから全般は堅調な相場展開が期待されるものの、指数インパクトの大きい半導体やAI関連株に利益確定の売りが入りやすく、日経平均株価の上値を抑えてきそうだ。
そのため、指数インパクトの大きいキオクシアHD<285A>やアドバンテスト<6857>、東エレク<8035>にらみの展開になりそうだ。また、米国ではSKハイニックスのADR(米国預託証券)が9%あまり下落した。連動性が高まっている韓国市場の動向に関心が集まりやすく、SKハイニックスやサムスン電子が弱い値動きをみせてくると、先物主導で売り仕掛け的な動きが強まる可能性はありそうだ。一方で、メガバンクなど内需系に資金がシフトする展開に向かいやすいと考えられ、相対的にTOPIX型優位の展開を想定。
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