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丸山製 Research Memo(4):2026年9月期通期でも増収増益見通し、中東情勢を踏まえ予想は据え置き

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■丸山製作所<6316>の今後の見通し

1. 2026年9月期通期の業績見通し
2026年9月期通期の連結業績は、売上高で前期比1.8%増の42,000百万円、営業利益で同38.9%増の1,500百万円、経常利益で同27.8%増の1,500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同21.1%増の900百万円と、増収増益の見通しである。中間期時点での売上高の進捗率は48.5%、営業利益は48.6%であり、下期偏重型の同社としては順調に推移している。ただし、中東情勢の緊迫化に伴う原材料価格(樹脂・タンクなど)の高止まりや、サプライチェーンの混乱による物流コストの上昇リスクを踏まえ、通期予想は据え置かれている。これらのリスクに対して同社は、戦略的な在庫の積み増しを実施するとともに、外部環境を注視しながら適時適切な価格改定を実施する方針である。また、2サイクルエンジンの主力生産を日本からコスト競争力のあるタイ工場へ移管し、製造原価の低減を図る構造改革も継続している。さらに、2024年に新設した購買専門の「バイヤーチーム」による国際的な調達先の見直しを推進しており、約60百万円のコスト削減効果を見込んでいる。ただし、足元では中東情勢を踏まえ、コスト削減よりも調達量の確保を優先している。

米価高騰による設備投資需要継続。北米の工業用ポンプも回復基調

2. 事業セグメント別動向
(1)農林業用機械
農林業用機械の通期業績は、売上高32,150百万円(前期比0.4%増)、営業利益1,350百万円(同3.1%増)と、増収増益を予想している。国内市場における、米卸売価格の高騰を背景とした農家の設備投資意欲は当期中は継続する見込みであり、大型防除機や動力噴霧機などの需要増加を見込んでいる。バッテリー製品の拡販や洗浄機キャンペーンも展開する。また、タイでは販売網の構築、コロンビアでは販売店の新規開拓に取り組み、売上拡大を図る。

(2)工業用機械
工業用機械の通期業績は、売上高7,000百万円(前期比6.4%増)、営業利益1,650百万円(同30.0%増)と、大幅な増益をけん引する見通しである。利益率の高い北米向け工業用ポンプでは、市場が回復基調に転じており、販売機会を逃さないよう、増産対応を整えた。また、MUFB製品のBtoC市場への展開拡大も進める。

(3)その他の機械
その他の機械の通期業績は、売上高2,680百万円(前期比8.4%増)、営業利益130百万円(同3.2%増)と、増収増益を予想している。

(4)不動産賃貸他
不動産賃貸他の通期業績は、売上高300百万円(前期比25.0%減)、営業利益170百万円(同31.2%減)と、減収減益を予想している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 渡邉 俊輔)
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