マイクロアド<9553>は17日、第三者割当による第1回無担保転換社債型新株予約権付社債(CB)の発行を決議し、併せてグローバル投資家のArena Holdingsの関連会社DXJとの戦略的業務提携を締結したと発表した。同社が掲げるAIエージェント環境「AIファクトリー構想」の実現に向け、AIエージェント基盤の構築とデータ経済圏の拡大、M&A・戦略的投資を加速させることを目的としている。
近年、生成AIの普及に伴う外部AIサービスの利用コスト増大が業界共通の課題となる中、同社は、データプラットフォーム「UNIVERSE」を核に、データとAIを活用したマーケティングソリューションを提供しており、生成AIの普及に伴う広告配信最適化やデータ解析高度化への対応を進めている。
DXJは、グローバル投資家Arena Holdingsの関連会社であり、米国のテクノロジー企業出身者などと協働し、最先端のAI知見やネットワークを有する。今回の提携により、AIファクトリー戦略へのアドバイザリー支援や、TikTok Shop等のソーシャルコマース拡大支援、データセット強化、M&A機会の創出などの支援を受ける。
併せて発表されたCB発行では、2026年8月4日を払込期日とし、手取概算額として約21.64億円(調達総額22.00億円)を見込む。割当予定先は、DXJを傘下に持つArena Holdings Management LLC関連のAHG Cayman Ltd.と信託契約を結んだキャピタル信託株式会社で、転換価額は1株当たり614円に設定されている。
調達資金の使途としては、AIファクトリー構築のための投資(AIソフトウェア開発費、GPU・サーバー等のハードウェア調達費、専門人材採用費)に3.67億円、データ経済圏の拡大に資するM&Aおよび戦略的投資資金に17.97億円を充当する予定である。同社はDXJとの協業および資金調達を通じ、持続的な成長と中長期的な企業価値向上を目指す。
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