11日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。今晩発表の米経済指標でインフレ高進が確認できれば、来週の利上げを見込んだドル買いが先行。ただ、日銀のタカ派的な政策姿勢が予想され、円買いが重石となる。
中東紛争の泥沼化が懸念されるなか、前日の取引で原油相場は一段高。また、この日発表された生産者物価指数(PPI)はほぼ予想通りだったものの、連邦準備制度理事会(FRB)が重視するコアPCE価格指数の上昇につながるとの見方から、早期利上げをにらみドル買い先行。欧州中銀(ECB)は追加利上げ決定も、ユーロ・ドルは1.1630ドル台で上値を抑えられた。ドル・円は154円半ばに強含み、本日アジア市場でもその流れを受け継いだ。
この後の海外市場は米金融政策にらみ。WTIは4カ月ぶりに1バレル=100ドル台に浮上しインフレ圧力として意識される。今晩の消費者物価指数(CPI)で加速傾向が示されれば、来週開催の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げを一気に織り込む展開に。その際には長期金利が一段高となり、ドルを押し上げる手がかりとなる。一方、日銀は来週の金融政策決定会合で政策金利を0.25%引き上げる公算。同時に年内の追加措置を示唆するとの思惑から、過度な円売りは抑制されるだろう。
【今日の欧米市場の予定】
・21:30 米・CPI(8月) 予想3.4% 前回3.4%
・23:00 米・ミシガン大学消費者マインド指数(9月) 予想51.0 前回51.7
・27:00 米・財政収支(8月) 前回-3448億ドル
いま読まれてます
記事提供: 
元記事を読む