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アジュバンHD、売上高は前年並みも販管費削減等が奏功し利益増、通期は販売支援強化とDX活用で計画達成を目指す

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2026年10月1日に発表された、株式会社アジュバンホールディングス2027年3月期第2四半期決算説明の内容を書き起こしでお伝えします。

(1)会社概要

中村豊氏:みなさま、こんにちは。株式会社アジュバンホールディングス代表取締役会長兼社長の中村豊です。本日は、2027年3月期中間決算についてご説明します。

まず、会社概要について簡単にご説明します。当社は1990年の創業以来、サロン向け化粧品の企画、研究開発、販売を中心に事業を展開してきました。現在は上場企業として成長を続け、持続的な事業基盤を築いています。

(2)当社の経営理念

当社の根本となる経営理念についてご紹介します。当社は「美と健康を通じて、すべての人に夢と感動をお届けする」を経営理念としています。

社名の「アジュバン」には「助ける」「アシストする」という意味があり、触媒のように人の変化を後押ししたいという思いが込められています。化粧品を通じて、人々が美しく健やかに変化していく支えとなることが、私たちの使命です。この理念は、当社の考え方や製品作りの根底に一貫して流れています。

(3)当社の価値創造に関する基本的な考え方

当社の価値創造に関する基本的な考え方についてご説明します。当社は、流行に左右されない普遍的なコンセプトを大切にしています。

美容師のみなさまの価値を高め、生産性向上につながる製品やサービスを提供することを中心としています。このような考え方は、製品作りにも一貫して反映されています。

(4)当社の製品開発思想

当社の製品開発思想をご紹介します。当社の製品開発は、「肌へのやさしさ」の追求から始まりました。単糖類やミネラルなど、皮膚や毛髪の健やかさを考慮した処方を採用しています。

当社は35年間にわたり、安心・安全性を重視した商品開発を続けてきました。このようにして生まれた製品を、私たちはサロンを起点にお客さまへ届けています。

(5)当社の事業領域

サロン起点の価値提供についてご説明します。当社の事業領域は、ホームケア、サロンケア、カウンセリングの3つを中心としています。

サロンを起点に施術と提案を行い、その価値をホームケアへとつなげます。ホームケアからサロンケアまでをつなぐ一連の流れこそが、当社が提供するトータルケア価値です。

(6)当社の価値創造

スライドでは、この一連の流れがどのように価値を生み出しているのか、モデルを紹介しています。当社は、サロンを起点としたトータルビューティを展開しています。

ヘアを起点に、メイク、スキンケア、ボディケアへと広がるステップを通じて、サロンで提供できる価値を体系化しています。これが「ADJUVANT トータルビューティーメソッド」です。

(7)当社の研究開発

当社の価値創造を根底から支えるのが研究開発です。当社は、基礎研究を起点とした研究開発を行っています。研究所での基礎研究をもとに処方開発を進め、研究から商品化まで一貫した体制を整えています。

この研究開発の積み重ねが、当社の価値創造の基盤となっています。

エグゼクティブ・サマリー

中村卓哉氏:みなさま、こんにちは。取締役経営管理本部長の中村卓哉です。それでは、2027年3月期中間連結業績についてご説明します。

まず、決算サマリーについてです。売上減などによる粗利益の減少を、広告宣伝費などの販管費削減および受取配当金や受取利息などにより補填した結果、営業利益、経常利益、親会社に帰属する中間期純利益は前年同期を上回りました。

第1四半期は、サロン招待イベントや重点商品の拡販が奏功し、売上高が前年同期を上回りました。一方で、第2四半期では、クロスセル(関連商品の販売)に苦戦したものの、第1四半期の販促効果により、中間期全体での減収幅を抑えることができました。

また、新製品の上市に加え、アーティスト連携によるタッチアップ、いわゆるメイクのお直しサービスや発売後の販売支援の強化に取り組んだ結果、スキンケアおよびヘアケアの売上高が前年同期比で増加しました。

通期計画は据え置きとしています。新商品ブランドや既存商品の販売支援の強化やDX/デジタル活用を通じて売上成長を図り、通期計画達成を目指します。

(1)業績ハイライト①

業績について詳しくご説明します。連結売上高は18億5,000万円で前年同期比マイナス0.3パーセント、500万円の減少となりました。

第1四半期では、サロン招待イベントや重点商品の拡販が奏功し、売上高は前年同期を上回りました。一方で、第2四半期はクロスセル(関連商品の販売)に苦戦しましたが、第1四半期の販促効果により、中間期全体の減収幅を抑制することができました。

利益面では、広告宣伝費や業務委託料などの販管費削減により粗利の減少を吸収し、営業利益は50万円と、前年同期比2,200万円の増益を達成する結果となりました。

(2)業績ハイライト②

連結損益計算書の主要数値についてご説明します。営業損益および経常損益は、売上高の減少に伴う粗利益減少を販管費の削減で補い、前年同期を上回りました。

また、親会社に帰属する中間純損益も、受取配当金や法人税等調整額などの影響により、前年同期を上回る結果となりました。

(3)連結営業利益 前年同期比増減要因

営業利益の前年同期比増減要因についてご説明します。前年に比べて売上要因で粗利益はマイナス600万円となりました。しかし、広告宣伝費で3,600万円の減少、業務委託料で400万円の減少といった費用削減の結果、当期の営業利益は50万円を計上しました。

(4)カテゴリー別売上高成長率

カテゴリ別の売上高についてご説明します。売上全体の34.3パーセントを占めるスキンケア商品は、2027年3月期中間期累計で前年同期比2.9パーセント増となりました。

売上全体の64.8パーセントを占めるヘアケア商品は、前年同期比0.2パーセントの増加となりました。

四半期ごとのカテゴリ別売上高の推移は、スライド右側のグラフに記載のとおりです。特に、2027年3月期第2四半期ではスキンケア商品の売上が伸び悩む結果となりました。

(5)四半期 営業利益推移

四半期ごとの業績推移は、スライドグラフに記載しているとおりです。第1四半期は、サロン招待イベントや重点商品の拡販が奏功し、売上高が前年同期を上回りました。

第2四半期は、クロスセル(関連商品の販売)に苦戦しましたが、第1四半期の販促効果が奏功したことにより、中間期全体の減収幅を抑制しました。その結果、中間期累計で前年同期比2,200万円の増益となりました。

2027年3月期 通期見通し

2027年3月期の業績計画についてご説明します。通期計画は据え置きとしています。理美容専売事業では、新商品ブランドや既存商品の販売支援の強化、DX/デジタルの活用により売上成長を図り、通期計画の達成を目指します。

2027年3月期の売上高は、前年比プラス2億3,800万円の40億5,200万円を計画しています。営業利益は5,000万円、当期純利益は2,400万円を見込んでいます。

新商品のプロモーション費用や人件費、IT関連費などの販管費が増加する見込みで、それにより増収による増益効果が吸収され、営業利益は減少する予定です。

2027年3月期の重点方針①

2026年度の4つの重点方針についてご説明します。まずは、当社の根幹となる「美容サロン市場への貢献と成長の実現」についてご説明します。

2027年3月期の重点方針②

当社にとって最も重要なテーマは「美容サロン市場への貢献と成長の実現」です。安心・安全・高品質な商品を通じて、サロンさま、スタッフさま、お客さまへ提供する価値を強化していきます。これは創業以来変わらない基本方針であり、事業活動の源泉です。

2027年3月期の重点方針③

この価値をさらに高めるための「DX/デジタル活用の推進」についてです。2026年度はDX施策を中心に、サロンさまの価値提供力を向上させる取り組みを進めていきます。デジタルを活用し、カウンセリング力や購買体験の強化、顧客リピート育成へとつなげていきます。

デジタルは、サロンさまとお客さまをつなぐ新たな仕組みとして位置付けています。

2027年3月期の重点方針④

「新商品・ブランド戦略の強化」についてです。2026年に新商品を投入し、商品ポートフォリオの最適化を図ります。これにより、販売機会とブランド価値を拡大していきます。取り組みは3点です。

1つ目は、ロングセラー品などのリブランディングです。既存商品の価値を再構築し、より選ばれるブランドを目指します。

2つ目は、顧客接点強化によるブランド体験価値の向上です。体験の質を高めることで、お客さまにより魅力を感じていただけるよう取り組みます。

3つ目は、提案型販売施策による販売機会の拡大です。お客さまの課題に寄り添った提案を通じて、新たな販売機会を創出します。

2027年3月期の重点方針⑤

最後に、「サステナビティ経営と企業価値向上」についてです。「ADJUVANTサステナビリティ基本方針」を明確化し、社会価値と企業価値の両方を高める経営を推進します。

「環境配慮」「社会貢献」「企業成長」「労働環境」の4領域で具体的な目標を設定し、取り組みを進めていきます。

これら4つの重点方針を軸に、2026年度の事業を着実に推進し、業績達成を目指します。

2027年3月期新製品①

新製品の展開を通じて、サロンさまへの提供価値をさらに高めていきます。

2027年3月期新製品②

新商品についてはスライドに記載のとおりです。

アジュバンの事業領域(1)市場動向①

経営環境について詳しくご説明します。日本の化粧品市場は、中長期的に安定して成長を続けています。その中で、サロン用化粧品市場は規模は小さいものの、専門性と付加価値を強みに独自のポジションを維持しています。

当社としては、市場規模の拡大よりも「価値密度の向上」や「周辺カテゴリの展開」が成長の鍵となります。

アジュバンの事業領域(1)市場動向②

ここからは、サロン市場の具体的な動きについて見ていきます。サロン用化粧品市場は2010年以降、着実に成長を続けています。一時的な落ち込みがあっても回復し、累積成長では2010年比134.6パーセントと高い伸びを示しています。安定した需要と継続的な成長性を併せ持つ市場であることがわかります。

アジュバンの事業領域(1)市場動向③

サロン市場のカテゴリ構造についてです。2024年のサロン用化粧品市場では、ヘアケアが約90パーセントと圧倒的に大きな割合を占めています。

一方、スキンケア、メイクアップ、ボディケアは小規模ながら成長の余地がある領域です。今後は、ヘアケアを核として周辺カテゴリを拡大していくことが市場拡大のテーマとなります。

アジュバンの事業領域(1)市場動向④

市場競争環境についてです。国内の化粧品メーカー数は増加しており、市場の多様化と競争の激化が進んでいます。消費者にとって製品選択が難しくなる一方で、専門知識を持つサロンさまの提案価値がより重要になっています。

アジュバンの事業領域(2)取り組み①

当社がこのような環境下で、どのように価値を提供していくのかについて、取り組み内容をご紹介します。

当社アジュバンホールディングスは、美容サロンさまやスタッフのみなさまに合ったサービスを提供するとともに、サロンにご来店されるお客さまに当社のファンになっていただけるよう、安心・安全・高品質な商品の提供を心掛けています。

アジュバンの事業領域(2)取り組み②

当社は、ディーラーさまや美容サロンさまを対象に、カウンセリング力向上を目的とした研修セミナーをきめ細かく実施しています。

アジュバンの事業領域(2)取り組み③

当社は創業当初から、「人間が本来持っている、自ら健やかになろうとする力を引き出す」を商品開発の基本方針に掲げています。

商品の主成分である糖とミネラルを独自のバランスで配合し、ノンオイル、ノンアルコール、無着色で、肌や髪のトラブルの原因となる要素を極力取り除いた商品を提供しており、人と環境に配慮した商品作りを行っています。

アジュバンの事業領域(2)取り組み④

このような商品について、正しい知識と技術をお客さまにご理解いただけるよう、社内外を問わずそのサポートを徹底しています。ここまでが2026年度の取り組みの全体像です。

今後に向けて

第3四半期以降は、当中間期までの取り組みを踏まえ、「1分間タッチアップ」を導入したセミナーの開催を通じて新たなスキンケア施策を引き続き推進します。

また、AI肌診断「Mite Photo」のサロン導入サポート、上市製品の販売支援強化、ECサービス「ADJUVANT LINK」の機能強化によるリピート機会の向上などを実施します。

資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について

資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応についてご説明します。直近のROEは改善していますが、当社が認識する株主資本コストには到達していない状況です。

また、当期純利益の低下に伴い、ROEの水準も低下傾向にあります。売上成長の加速と経営体質の強化により企業価値向上に努めることで、ROE8パーセントの早期達成とPBR1倍以上の維持を図っていきます。

サステナビリティ経営に向けて

当社は、「美と健康を通じてすべての人に夢と感動をお届けする」という理念のもと、サロン市場の成長と、人・社会・地球に優しい環境作りを目指しています。

そのために、「環境配慮」「社会貢献」「企業成長」「労働環境」の4領域で取り組みを進めています。

医学的知見を活用した「サロンを起点とした女性の健康啓発」を実施

ここで、社会貢献の事例をご紹介します。当社は、大阪公立大学大学院医学研究科と連携し、乳がん検診の受診率向上に向けた啓発活動を実施しました。

美容サロンを通じて乳がん検診や早期発見の重要性をお客さまに発信するとともに、医学研究の知見と「ADJUVANT」「サロン」「Beauty&Wellness」を連携させ、女性のQOL向上に取り組みました。

専門情報の提供や検診への誘導を通じて、地域社会への貢献と女性の健康意識の向上を目指しています。

【研究技術開発】美容成分をミトコンドリアへ届ける化粧品用ナノサイズの粒子を共同開発

最後に、最近の研究技術開発についてご説明します。当社の子会社である株式会社アジュバンコスメジャパンは、国立大学法人北海道大学大学院薬学研究院の山田勇磨教授との共同研究により、ミトコンドリアへ美容成分を届けるための新しい組成のナノサイズの粒子を開発し、大量調製に成功しました。

今後も北海道大学との共同研究を通じて、細胞レベルから肌や毛髪の機能にアプローチする化粧品技術の創出に取り組んでいきます。

ご説明は以上です。ご清聴いただき、ありがとうございました。

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