2日の日本株市場は、半導体や人工知能(AI)関連株の売り一巡後の底堅さを見極める相場展開になりそうだ。10月30日の米国市場はNYダウが572ドル安、ナスダックは747ポイント安だった。インテルやアマゾン・ドット・コムの決算を受けた下落により、人工知能(AI)投資の採算性に対する警戒感が強まった。シカゴ日経225先物は大阪比890円安の62600円。円相場は1ドル=157円50銭台で推移。
日経225先物はナイトセッションで61860円まで売られる場面もみられ、終盤にかけて下げ幅を縮めているが、それでも日中比1070円安の62420円で終えていた。米国ではエヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ、サンディスクなど半導体やAI関連株の下げが目立つなかでフィラデルフィア半導体(SOX)指数の下落は7%を超えている。こうした流れから東京市場においても指数インパクトの大きい半導体などの下げが日経平均株価の重荷になりそうである。
前週はアドバンテスト<6857>が決算評価から買われる場面もみられたが、週末は下落に転じていた。30日には東エレク<8035>が予想を上回る決算を発表し、ADR(米国預託証券)では2%あまり上昇している。ただ、同社はPTS(私設取引)で一時1万円を超えていたこともあり、決算反応が限られるようだと投資家の市場心理を冷ます形となり、他の半導体やAI関連株の下げにつながりそうである。
また、3日は文化の日の祝日で休場になるほか、米国では中間選挙を控え、日本時間の4日に投開票が行われることで、ポジションを持ち越す動きは限られるとみられ、短期的な値幅取り狙いの売買にとどまりそうだ。物色は低位材料株などでの短期値幅取り狙いのほか、内需系の一角にシフトしやすいだろう。
そのほか、決算を手掛かりとしたところでは、日アビオ<6946>、日特殊陶<5334>、日進工具<6157>、旭有機材<4216>、NITTAN<6493>、丸文<7537>、エンプラス<6961>、TOTO<5332>、ストライクグループ<6196>、中国塗料<4617>、稀元素<4082>、ワコム<6727>、TDK<6762>、明電舎<6508>、積水化<4204>、東エレク、パナHD<6752>などが注目される。
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