前回、世界で初めて富士山頂からのドローン4K空撮に成功したという記事がFacebook、Twitterで大きな反響を呼びました。そんな4Kドローンくんが、今度は会津の磐梯山に遠征。震災から5年が経とうとしている福島県の猪苗代湖のほとりで、これまた息をのむほど美しい田園風景を捉えています。
黄金の稲穂を求めて、会津磐梯山に
会津の磐梯山をバックに、金色に輝く稲穂の撮影をしたいとこの1年ずっと思っていました。昨年は出足が遅く残念ながら稲穂は刈り取られた後でした。今年は早めから計画をたてて天気予報も入念にチェックし、念願の「磐梯山」と「稲穂」に出会う旅に出発しました。
磐梯山と猪苗代湖
「会津磐梯山は~」の歌でおなじみの磐梯山は、福島を代表するシンボルの1つ。猪苗代湖の北にそびえる活火山で、福島県の猪苗代町、磐梯町、北塩原村にまたがっています。日本の百名山のひとつで、2011年には日本ジオパークにも認定された山です。
磐梯山の南に広がる猪苗代湖は、日本で4番目に広い湖で、水質検査では4年連続で湖沼中で日本一になっている、大変綺麗な湖なのだそうです。この「猪苗代湖」の名称にある「苗代」は、田植えまでの間の稲の苗(なえ)を育てる田のことです。昔この地域では猪を使って稲の耕作をさせていたことがあると伝えられており、そのためこの名がついたという説があります。
東日本大震災から早5年が経とうとしている福島県、たどり着いた猪苗代湖のほとり。その稲田はたわわに実った重い頭を垂れて夕日を受けて豊かにたなびいていました。輝く稲穂は本当に息をのむほど美しかったです。
黄金色に輝く稲田の風景をドローン空撮しました。遠くそびえる磐梯山と、光る猪苗代湖もカメラに収めました。豊かな秋の実りをぜひ堪能ください。
今回使用したドローンと価格、詳細はこれ!
4Kカメラ搭載 Inspire1(DJI)
カーボン製フレーム採用。
取材・文/クレセントエルデザイン